2023.11.09
育む例えば、私の子育ての場合ですが、子どもが小学校高学年のときです。その時点でまずこう伝えていました。
「あなたはもう少ししたら、性欲というものが出てくるから、アダルト動画なんかを見たくなってくると思う」
ただ、このとき、「見ることはいけないことだ」とは決して言いません。
だって、自分が中学生・高校生のときだって興味あったでしょう?(笑)
見たことだってきっとありますよね。
大事なのは、見たものをどうとらえるかです。
「ああいう動画は作られたもので、男の人がみて喜ぶようにできているんだよ」
「ちょっと乱暴にしたり、ちょっとしつこくしたりするものもあるけど、それを実際には喜ばない女の人も多いよ」
見せない方法ではなくて、見るうえでの注意点を教えてあげるのがポイントです。
というか、見せないなんていうのはもう無理ですよね(笑)
間違った知識として頭に植えつけないように、そこはしっかり伝えつつ、興味を持つこと自体は「立派に成長しているな」とおおらかにとらえられるといいですよね。
自慰行為については、なるべく小さいときに伝えられるタイミングがあるといいですね。
これも先ほどと同じです。
することがいけないことではない。だって自分自身の体に触ることですから。
ただ注意することもある、ということを伝えましょう。
そのポイントは2つあります。
一つ目は、清潔な手で触ること。
体の中でも大切な、命の誕生に関わる部分「プライベートゾーン」です。
「汚い手で触ってばい菌が入ったら大変でしょ」と説明してあげてください。
もう一つは、人のいないところでするということ。
「それをみると嫌な気持ちになる人がいるから、人のいないところでね」と言った具合です。
セックスに関しては、正直、中学生でも経験する子が少なくないことは事実です。
ただ、安易なセックスに結びつかないようにするためには、やはり普段からの「あなたの体はあなただけのものでとても大事」という言葉です。
「親の私は、あなたの体を守りたいし、自分でも守れるようにしていこうね」と伝えていたら、被害も防ぎやすいです。
これまで「プライベートゾーン」を大切にする話、自分の体を大切にする話をしていると、「相手の体も大切にする」「体を触るには相手の同意がいる」ということは自然と身についているはずです。
あと、過去の私のセミナーで聞いた話で、とても参考になったことがありました。
■「性教育は命のお話」2人のママが絵本で伝える、“産まれてきた”という奇跡とリアル
パートナーメディア