2023.11.28
深める刑法39条には「心神喪失者の行為は、罰しない」とあります。
殺人などの重大な犯罪を起こしても、責任能力がないとされて罪に問えない人たちは、法律のもとで治療がはじまります。
その一方で、置き去りにされている人がいます。
連載「じぶんごとニュース」
今年7月、札幌のススキノで男性が殺害され、首を切断された事件。
逮捕された容疑者とその両親をめぐっては、検察が鑑定留置を請求し、8月下旬から精神科医の鑑定が続いています。
鑑定留置とは、精神疾患などで刑事責任能力に疑いがあるときに請求されます。
その数は、年間500人以上。
鑑定の結果、刑事責任能力がないと判断され、不起訴または無罪となった場合、「医療観察法」に基づく治療がはじまります。
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