今週も 「北海道3大かわいい動物プロジェクト」 に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年7月24日〜28日ピックアップ分)
夜行性のエゾモモンガですが、このきょうだいは、いつも昼の間に、巣穴から顔を出しているので、カメラマンに人気だったのですが、あらら…それにしてもこの姿は、どうしたことでしょう?
「おうちの中は、暑くて暑くてもうまいっちゃうよ」などと言わんばかりに、顔だけでなく両手もだらりと巣穴から出して、〝お昼寝中〟なのでしょうかね?
あまりの無防備さに、ハイタカやカラスなどに襲われちゃったりしないか心配になりますね。
でもとっても気持ちよさそうで、うらやましくもあります…どんな夢を見ているのでしょう?
この春に生まれたばかりの、エゾナキウサギの赤ちゃんですねー。毛があきらかに柔らかそうなのと、目と目が近くて、あどけない顔をしていて、かわいらしいですね。
カラダの大きさは10センチほど、ちょうど「サザエのおはぎ」くらいの大きさです。
旭川や十勝地方のアイヌの人たちからは、その鳴き声から、チチッチュカムイ(チチッと鳴く神様)と呼ばれているそう。
夏山登山をしていると、チチッとかキュンという金属的な鳴き声がするたびに、「ナキウサギが近くにいるなあ」と思うのですが、なかなか姿を見ることは出来ません。
特に「きょうの1枚」のように、かわいい〝子ナッキー〟と、こんな風に見つめ合えるなんて、とってもラッキーですねー。
オシャレな帽子をかぶっているのではありません。
エゾシカのツノに、魚をとる網やロープが絡まってしまっているのです。
「きょうの1枚」は、決して〝かわいい〟とは言えないのですが、いま北海道で起きている問題を皆さんにも知っていただきたいと思い、選ばせていただきました。
エゾシカは、春になるとそれまでのツノが落ちて、夏が近づくと新しいツノが生えてくるのですが、どうやらその新しく生えたばかりのツノに、漁網が絡まってしまったようです。ツノが落ちるまでには、まだ10か月近くあるので、何かのはずみで網が外れてくれると良いのですが、悪くすると、エサをとることが出来ずに衰弱してしまうかも知れません。漁業者が網などを不法投棄したわけではなく、海で破れてしまったものが海岸に流れ着いたり、管理されている漁網置き場に増えすぎたエゾシカが侵入してしまったことで、起きる場合もあります。
このようにツノに網やロープが絡んでしまった〝羅網(らもう)シカ〟を減らそうと、捨てられた網やロープを拾い集める活動が、道東の野付半島などで行われていて、少しずつ、状況は改善に向かい始めています。
ほお袋を、パンパンにふくらませたエゾシマリス、何度見てもこの姿はかわいらしいですねー。ドングリだと、右に3個、左に3個で、合計6個をつめ込んで、顔がパンパンになっている姿を見たことがあります。ドングリは1個5gくらいなので、6個で30g。
エゾシマリスの体重が100gくらいなので、体重の3分の1くらいの重さがある食べ物をほお袋につめこんでも、ひらりひらりと軽やかに走り去って行くのですから、エゾシマリスさん、すごい能力ですね。
崖などに小さな穴を掘って巣にすることから、「小洞燕(しょうどうつばめ)」という名前がつきました。
「ママの留守中に、誰もおうちに入れちゃいけないんだから!」と、幼いきょうだい達が力を合わせて〝お留守番〟をしているかのようです。
巣立った後は、時速60キロくらいで飛び、空中で虫を捕まえますが、天敵に追われたようなときには、最高時速150キロを超える速さで飛ぶ事が出来るのだそうです。
かわいらしい顔をじっくりと見ることが出来るのは、ヒナが巣立つ前に、巣穴から顔を出してくれるわずかな期間しかないので、とっても貴重なお写真ですねー。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。
■「やあっ!」冬支度してる? 僕は耳毛が伸びて、モッフモフだよ。