2023.06.24
SitakkeTVみどりの中、歩いているだけで気持ちが癒されます。
ここは札幌のアウトドアレストラン「mountainman」。
住所は非公開!ホームページに書かれた、暗号=「42°59'13.9"N 141°21'38.6"E」をヒントに、探した人だけがたどり着けます。
安全で楽しい場所を守るため、6月17日、「クマ活 in SAPPORO」を開催しました!
連載「クマさん、ここまでよ」
Sitakkeの連載「クマさん、ここまでよ」から生まれた、まとめサイト「クマここ」。
知床のホテル「北こぶしリゾート」と、「mountainman」と一緒に、「クマ活 in SAPPORO」を企画しました。
「クマ活」は、北こぶしリゾートが知床で始めた活動。
草刈りなどクマの住宅地への侵入を防ぐ対策をしたり、クマについて学んだりします。
北こぶしリゾートで「クマ活」を担当する村上晴花さんは、「普段は知床ウトロ地域のクマとの共存を目指す活動をしていますが、札幌でのクマの出没や事故も起きていることを受け、全道にクマ活を広げたいと思った」と話します。
mountainmanにはクマが出たことはありませんが、これからも出ないように、「クマが出る前の対策」に取り組みます。
レストランスペースから少し山側へ歩くと、笹やぶが茂った場所がありました。
みどり豊かな札幌では、いろいろなところで目にする光景。
手前で村上さんが屈んでいますが、その体をすっぽりと隠してしまうような高さです。
北こぶしリゾートの村上晴花さんは、「普段は気にしていなかった笹やぶでも、人すらすっかり隠してしまう。クマは四つん這いになったら1メートルほど。さらに茶色い毛皮をまとっていますから、もっと気づきづらい」と話します。
クマは、身を隠せる背の高い草や川沿いを好んで移動します。
そこで、有効な対策が草刈り。
見通しをよくすることで、クマが住宅地に迷い込むことや、ばったり人と出会って事故になることを防ぎます。
30人ほどで、会話も楽しみながら草刈り。
たった30分で、笹やぶに隠れていた川が見渡せるようになりました。
初めて草刈りに参加したという人は、「体を動かしているので、大変より面白いが大きい」「自分たちの北海道を守る意味でいい経験になった。30分くらいでこんなになくなるんだとびっくりした」と話していました。
体を動かして考える、クマとの共存。
村上さんが大切にするのは、「楽しさ」です。
「共存できる道があるんだったら、行動したい。ひとりで頑張りすぎずに、人がつながって解決できることがあると思う。きょう感じたことが、この後のみなさんの生活で何かのきっかけになったら嬉しい」
動いて、考えた後のランチのおいしさは格別!
義務感ではなく、「楽しさ」を原動力に広げるクマ対策です。
今回のイベントでは「お楽しみプレゼント」として、「三五工務店」からクマ柄のかわいい水、「お菓子GAKU」からケーキ缶を協賛いただき、参加者に無料でプレゼントしました。
実はこのケーキ缶にも、中にクマが隠れているんです…。
ケーキ缶の紹介や、イベントに登場したピンクのつなぎの学生グループの話を含む詳細記事も、連載の中でお届けしています。
⇒【「クマ」が隠れたケーキ缶?!自動販売機で買える、かわいい・おいしい北海道スイーツ】
⇒【クマ対策は「楽しさ」を原動力に!クマが隠れられる場所…たった30分で改善!】
***
今後も道内各地のイベントや対策の情報は、Sitakkeと連携するサイト「クマここ」のイベントページでご紹介していきます。
連載「クマさん、ここまでよ」
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
※掲載の内容はイベント開催時(2023年6月17日)の情報に基づきます