2023.04.01
深める4歳から始まった、性虐待。加害者は、⾃分の⽗親だった…。
「魂の殺⼈ 〜家庭内・⽗からの性虐待〜」。
元SMAPでレーサーの森且行さんの、「5ミリずれていたら即死していたかもしれない」大事故からの再起を追った、「オートレーサー森且⾏ 約束のオーバルへ」。
全国で毎日伝えられるニュースには、それぞれの「続き」があります。
テレビでは伝えきれない事実や、声なき心の声を伝えたい…TBS系列の各局が手がけたドキュメンタリー映画が集結した、映画祭が始まります。
『TBSドキュメンタリー映画祭2023』。
札幌では初めての開催で、映画館「シアターキノ」で、4月15日(土)から21日(金)までの期間中に12の作品を上映します。
上映作品のひとつに、北海道が舞台のものもあります。
2019年7⽉、札幌で参議院選挙の応援演説をしていた安倍晋三総理(当時)にヤジを⾶ばした男⼥が北海道警察に排除された。
年⾦政策を批判するプラカードを掲げようとした⼥性らも排除されるなど、表現の⾃由を警察が奪った問題として注⽬を集めた。
この問題を追及し数々の賞を受賞したドキュメンタリー番組「ヤジと民主主義」の劇場版。テレビでは伝えられなかった映像や証⾔、追加取材を交え再編集。安倍⽒銃撃事件後、さらに重要な意味を増す問題作。
① 4月15日(土)午前9時10分から
・上映後ゲストトークあり(山﨑裕侍監督・長沢祐監督・上田文雄原告弁護団団長)
② 4月17日(月)午後5時半から
・上映後ゲストトークあり(山﨑裕侍監督・長沢祐監督・大杉雅栄ヤジ排除訴訟原告・桃井希生ヤジ排除訴訟原告)
③ 4月17日(月)午後7時20分から
・上映後ゲストトークあり(山﨑裕侍監督・長沢祐監督・大杉雅栄ヤジ排除訴訟原告・桃井希生ヤジ排除訴訟原告)
前売り券:1500円(3月31日より劇場で発売)
当日券:1800円(前売りで売り切れた場合、当日券の販売はありません)
私は普段、TV ドラマのスタッフとして現場のエキストラと向き合っている。
閉じられた画⾯の中を豊かにするため、決められた設定を⽣きるエキストラ。
私は彼らに、国家や組織という閉じられたフレームの中で⽣きる、⾃らの⼈⽣を⾒た。
私は誰しもに問いたくなった。「あなたの⼈⽣の主役は誰︖」
国葬、反対デモ、かつて世間を驚かせた「イエスの⽅⾈」。
⽇本社会のエキストラと主役(カリスマ)に、時を超えてマイクを向けた。
4月15日(土)午前11時05分から
・上映後ゲストトークあり(佐井大紀監督)
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
2021年1⽉の落⾞事故。それは「5ミリずれていたら即死していたかもしれない」「⼀⽣⾞椅⼦⽣活になるかもしれない」⼤事故だった。5度の⼤⼿術、両⾜⿇痺の後遺症。それでも、森且⾏は再び歩くことを、再び⾛ることを諦めなかった。
壮絶なリハビリ、⼼にあるSMAPの仲間たちへの思い、現実を知って頭をよぎったもう1つの選択肢。
50歳⽬前、ゼロから再起を⽬指す2年間の闘いを追った。
4月16日(日)午後5時15分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
「絶対プロになってみせる︕強い信念のもとアメリカへ渡った⽇本⼈ギターリスト「KUNI」。
ミステリアスな仮⾯をかぶり、LA.メタルブームに沸くミュージックシーンのど真ん中でギタリストの地位を築き上げ、悲願の全⽶デビューを果たす。
帰国後、プロデューサーとして⾳楽シーンに貢献をした後、再びステージに⽴つが突如ギターを封印。
なぜ彼はギターを封印したのか︖ロックシーンの最先端を駆け抜けた「KUNI」の謎に迫る!
4月16日(日)午後6時50分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
あなたの街でもミツバチやトンボが減った︖
それは平成に⼊って登場し、今や最も多く使われている殺⾍剤「ネオニコチノイド系農薬」の影響があるかもしれない。
いや、⾍どころか、宍道湖ではウナギやワカサギに、佐渡ではトキにも悪影響が…︖
そんな謎に挑んだ⼤学教授たちがいる。
さらにヒトへの懸念も浮上した。そこで農薬や化学肥料に頼らない有機農業を取材し始めると、究極の持続可能な農園=サステナ・ファームに遭遇した。えっ︖
4月18日(火)午後5時15分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
渡辺多佳⼦さんが4歳の頃、突然、性虐待は始まった。
加害者は、⾃分の⽗親だった。
“魂の殺⼈”と呼ばれ、被害者の⼼に深い傷を負わせる、性虐待。
50年以上もの苦しみを経て、多佳⼦さんは決意する。実名で被害を告発すること。そして、絶縁状態にあった⽗親と対峙することを。
「抵抗できなかった私が、悪いんですか︖」多佳⼦さんの問いかけに、⽗親が語った⾔葉とは―。声を上げ始めた被害者たちと、その闘いを描く。
4月18日(火)午後6時40分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
中⽶コロンビアの⼩さな街に、数万⼈のハイチ難⺠が押し寄せていた。
そこで2歳と6歳の幼い姉妹を抱える家族らに出会う。
混迷を続ける⺟国を離れ、新たな⼈⽣を求め、陸路でアメリカを⽬指そうとしていた。
彼らが向かったのが、険しい地形やギャングの⽀配などから、“死のジャングル”と呼ばれる密林地帯「ダリエン・ギャップ」。年間13万⼈以上の難⺠が越境を試みる。
その先に希望はあるのか。アメリカに辿り着けるのか…。
4月19日(水)午後5時15分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
1946 年、敗戦直後。京城出⾝の⻘年・島⽥廣は⾃⾝のバレエの才能を⾒出した、ロシア⼈の師匠・エリェナ・パァヴロヴァの悲願を成し遂げるために、前代未聞の『⽩⿃の湖』全幕初演という無謀な挑戦に奔⾛する。
次々と仲間を増やしていく島⽥の前に現れたのは、若き⽇に密航し、上海でスターダンサーに昇りつめた謎の男・⼩牧正英。
⾷べ物も稽古着もないなか、⼿探りで作り上げる奇跡の舞台。
焼け跡の東京で起きた感動の歴史秘話。
4月19日(水)午後6時40分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
街を⾒下ろす⼩さな丘を⽉明かりが淡く照らし出していた。草⽊は無く、ゆらゆらと揺れる遠くの町の灯りまで⾒通せる。
「ザッザッ」駆け下りる⾜⾳が異様に⽬⽴つ。戦闘員の怒号と⽼⼈の泣き声が静寂を切り裂 いた。⼭に潜む薬物中毒者の取り締まりは苛烈だ。
それでも常習者たちは「地獄」と呼ばれる橋の下に集まり、ゆっくりと死を待つ。
アフガン・ドラッグトレイル――。この国を蝕む薬物の闇。私たちはその深部にカメラを⼊れた。
4月20日(木)午後5時15分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
ディレクターが偶然⼿にした画家ゴーギャンの古書に、1枚の⾊褪せた通信簿が挟まっていた。
昭和23年、⼤分県別府市の⼩学6年⽣の少⼥のものだった。
「あの戦争を⽣き延びた少⼥に、通信簿を届けたいー」。
それは歴史に埋もれた⽇本の戦後史を紐解く旅の始まりだった。
“通信簿の少⼥”を探す中で「⽇本が歩んだ戦後77年」の断⽚を体験する。
令和4年度⽂化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部⾨優秀賞受賞作品。
4月20日(木)午後6時40分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
2015年夏、中国で⼈権派弁護⼠ら約300⼈が拘束された。
そして⼈権派弁護⼠らが突如連絡を絶ち、拘束されたことが後になって判明するケースが今でも相次いでいる。
「党の100年は⼈権のために戦い⼈権を尊重し発展させた100年だ」と主張する習近平指導部。急速な発展を遂げ経済⼤国となった中国で何が起きているのか。
⼀家の⼤⿊柱を突然失いながらも奮闘する家族を通して中国社会の現実を⾒つめる。
4月21日(金)午後5時45分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
彼⼥の名前は桂⼦ハーン、91歳。私の伯⺟である。
桂⼦は1951年、20歳の時に⽶軍の兵⼠と結婚し海を渡った『戦争花嫁』とよばれた――。
⽇⽶版の「愛の不時着」と呼ばれる今作。これは【真実の愛の物語】である。
激動の時代を⽣きた桂⼦の⼈⽣・⽣き様・家族・苦悩・差別などを当時の世相と共に描いた意欲作。戦後たった5年、⽶兵と歩いているだけで娼婦と⾔われる時代に「何故桂⼦は敵国の軍⼈と結婚をしたのか︖」そこにあった幸せとは――。
4月21日(金)午後7時15分から
当日券:1500円(シニア・学生・KINO会員1100円/高校生以下800円)
・札幌市中央区狸小路6丁目南3条グランドビル2F
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