札幌の円山公園に突如として現れる、謎の雪像の数々。
あまりにも神出鬼没なことから、正体不明の芸術家・バンクシーになぞらえて、“札幌のバンクシー”として話題になっています。
その正体を探った、HBC「もんすけ調査隊」。
前編の記事で、円山動物園にいるところを発見!ユキヒョウやクマ、ウサギなど、今にも動き出しそうな新作を見せてもらいました。
(前編:動き出しそう!クマにウサギ…かわいい雪像を生み出す「札幌のバンクシー」の正体は?)
雪像は、どう作っているのか?
特別に教えてもらいました。
まずは、秘密道具を公開!
こちらが、“札幌のバンクシー”と呼ばれる、田中宏美さん。
「メインで使っているのは、このスコップです。まず雪を集めるのが一番大変なので、大き目で柄の短い物を使っている。持ち運びしやすいように自分でストラップを付けた」と話します。
こちらが細かいところの形を作るのに使う粘土用のヘラ。
これは園芸用の土を寄せる道具。「削り出したり、細かいところに使ったり」するといいます。
ホウキは雪が付いたところをほろったりするのに使います。
では、これらを使って、どのように作っているのか?
簡単に作れる雪像を教えてもらいました。
まずは、手に収まるくらいの量の雪を、ゆっくり少なめに、木に付けていきます。
体を作ってから足を付け、リスの形を大まかに作ります。
何となく形ができたら、粘土のヘラで細かく切り出していきます。
これで体は完成。
一見、適当に作っているようにも見えますが、実はリスっぽく見せるポイントが…
それは、「おしりの凹凸と、ふっくらとした太もも、大きな尻尾」。
あとは頭の部分に耳を付け、木の皮で目と鼻を付けたら・・・
完成です!
田中さんは、「エゾリスが遊んでいるような動きを感じるように作っている」といいます。
作り始めてから、およそ10分で雪リスが完成しました。
田中さんは、「私以外にも公園で雪像作りを楽しんでいる人は大勢いる。皆さんも気軽に楽しめると思う」と話していました。
文:HBC報道部・もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は放送時(2023年2月9日)の情報に基づきます。