2026.11.05

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【函館】たった一文字に秘められた激動…国が地名を変えた過去の歴史と決意とは

なぜ「函」の漢字なのか?定着までに起きた混迷

ですが、謎はもうひとつあります。なぜ「函」という漢字が選ばれたのでしょうか。

野村主査は「今の『函』という字は、函館の地形を表しているのかなと」と推測します。
扇状に広がるマチの地形が「函」の字に重なる…そう考えているといいます。

野村主査は「国が正式に地名を変えることは、あまりないことだと思う」と語ります。

海から見た館の姿から「箱館」と呼ばれ、時代の転換点に「函館」と改められた港町。
誰もが何気なく書くその一文字に、570年の歴史が刻まれています。

当初は「函」に混乱も

箱館の一文字が変えられたワケは、「新しい時代へ進もうという決意が込められていたのではないか」ということでした。

ただ、明治2年の変更決定後も、すぐに定着したわけではありませんでした。「箱」と「函」が混在してしまったことで、さまざまな場面で混乱が起きてしまい、明治政府は改めて7年後「函」に統一するように指示してようやく落ち着いたとのことです。

慣れ親しんできた竹かんむりの「箱」という一文字への思いも、地元ではあったのかもしれません。今ではあまり語られることがなくなった港町の歴史が、「函館」の一文字には残されていました。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年9月10日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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