2026.10.27
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さて今回の相談ですが、お手紙の内容からして、その回答のキモとすべきは「相手を本当の意味で自分の人生から手放すにはどうしたらいいの」か、という一点に尽きるでしょう。
しかしながら、前半でもつづってきたように、今の世の中では相手について「完全に情報を遮断することは難しい」。
つながりのパーフェクトな断絶を検討するのは、現実的とはいえそうにない。
とすれば、おそらくあたしが書くことで「柿の種ピーナッツ」さんに最も資することができるのは、あなたに今とは別のマインドセットを提示して、世界との新たな関わり方を伝えるような方向性じゃないかしら。
ここからのお話は、そんな考えに基づきながら、続きとして語らせてもらおうと思っております。
さて、「柿の種ピーナッツ」さん。
あたしね、その背中を押す意味でも、ひとつあなたにおすすめしたいことがあるのよ。
それはね、「ちょっとオーバーじゃないかしら?」って自分でも戸惑っちゃうぐらい、相手のことを思いっきりきらい、それを態度に出すこと。
関心の炎が完全に鎮火するまで怒り、あえて相手をどこまでも拒絶してみてほしいんです。
「え!?何いきなり!?」と、「柿の種ピーナッツ」さんはもちろん、読者の皆さんも戸惑うかもしれません。
そうね、あたし普段こういう極端にネガティブなこと、絶対に言わないしね。
でもねあたし、今までの個人的な経験からも、真剣にそう思うんだけどさ。
中途半端な嫌悪ほど、大きな呪いに変わりやすい気がするのよ。
くすぶって、焦がしてしまうことが多いというか。
なんなら明確な沸騰にも至らないから、調理に使っても食材を傷ませやすい火力というか。
たき火で例えたとしても、熾火(おきび)の状態が一番怖いのよね。
目に見える焔(ほむら)が立ち上っているわけではないからこそ、事後処理が甘くなり、山火事の原因にもなったりするわけで。
もしかしたら「柿の種ピーナッツ」さんにしてみれば。
相手と揉めた当初湧きに湧いた、激しい憎悪の感情を今やなんとかおさえ、少なくとも自分はようやく大人の振る舞いができるようになったのに…と、目下のアドバイスを読んで落胆するところもあるかもしれないんだけれど。
あなたの現状は、実は火種を抱えたまま、知らぬ間にやけどしているのに近いのかもしれない。
だからこそ、いまだに相手の言動が耳に飛び込んでくるたび、いらつきうざったく感じてしまうんじゃないかしら。
だとすれば、一度燃料がゼロになるまでおのれを焚き付け、どうか相手に関するすべてを燃やし尽くしてみては?と、あたしはそんな風に思うんです。
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