
「らーめんさかい」の堺 秀樹店主が差し出したのは、「冷たいラーメン」の醤油です。
レモンに糸唐辛子、浮かぶのは出汁でつくった氷。
麺もスープも器までキンキンに冷えている山形定番のスタイルですが、あえて『冷やし』とは呼ばず『冷たいラーメン』と呼びます。
「『冷やしラーメン』だと、どうしても『冷やし中華』と混同してしまってどっちがどっちだ?みたいに紛らわしいので」
地域によってタレ型だったりスープ型だったりして、呼び名も違う「冷やしラーメン」。

ラーメンコンシェルジュの大石さんの店「直伝屋」でも、冷たいスープで食べるメニューは「冷製ダシソバ」と表現されています。
しかし、呼び名をめぐる苦心が思わぬ進化を生んでいました。
「いろんなお店がいろんなスープ、いろんな出汁、いろんな味。いろんなラーメン職人が試行錯誤して取り組んでいるところ。今めちゃめちゃ盛り上がってきているのではないかと思います」
単なる道外式の真似ではなく、出汁氷や冷やしても美味しい具材・調理法など、枠にとらわれない「冷たいラーメン」が札幌の新名物となる日も近そうです。
「独自の文化がもっともっと広まって、札幌発の『冷たいラーメン文化』というふうになっていったらいいなと思います」

調査結果です。
北海道の「冷やしラーメン」は、道外では「冷やし中華」と呼ばれています。
そして道外で「冷やしラーメン」と言えば、汁たっぷりの山形名物のスープ麺のことを指しています。
このスープタイプの「冷やしラーメン」についてですが、山形では1952年から食べられていて70年以上の歴史を誇ります。

また、同じような冷たい麺料理であっても、地域によって呼び名は大きく異なります。全国一般的に「冷やし中華」と呼ばれる料理は、関西では「冷麺(れいめん)」、岩手県では「冷風麺(れいふうめん)」、中国では「涼拌麺(リャンバンメン)」と呼ばれています。
食文化や歴史的背景の違いが生んだ呼び名の多様性は、ご当地ならではの深い歴史を物語っています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年8月27日)の情報に基づきます。
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