2026.09.24

暮らす

200メートルで22個!札幌に謎の「マンホールだらけの道」意外なワケが地下にあった

下水管を『階段状』にする深〜いワケ

下水管を『階段状』にする理由について、札幌市東部下水管理センターの佐々木さんは「最大の理由は、下水の流れるスピードを抑えること」だと明かします。

札幌の下水道は、ポンプを使わず、管の傾きだけで流す『自然流下方式』です。
では、傾斜をつけて真っすぐ通せばいいのでは?…と思いきや、佐々木さんによれば「管内を高速で下水が流れるので、管内が摩擦で摩耗して、管の寿命が縮まってしまう」のだといいます。

傾きが急すぎると、水の流れが加速し高速になります。
すると下水に混じった砂利が、管の内側を削り破壊してしまうのです。
では、管の傾きを緩やかにして長くすればどうなるのでしょうか?

緩やかな傾斜だと…

「緩やかに設置すると、下水管が道路を突き破ってしまう恐れがある」

地上の坂は下がるのに、地下の管は下がらない。
つまり、そのまま進めば、管は地面から飛び出すことになってしまいます。
だからこそ、傾きは緩やかにし、地面に出る前に管を真下に落とすのです。
『階段状』こそが、スピードを抑える最善の答えだったのです。

しかも『マンホールだらけの道』には、雨水と汚水の2本の管が通っていて、必要なマンホールの数も2倍以上になっていました。

これは、調査の依頼があった坂道だけの話ではなく、急な坂道ではマンホールの数が多くなります。

ただ、これだけ多いと、北海道ならではの心配が…。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X