
札幌の恵まれた自然環境は、市民にとっても野生動物にとっても居心地が良いのかもしれません。それだけに難しい問題です。
HBCテレビ「今日ドキッ!」のスタジオでもこの問題について自らの体験談が話されました。
コメンテーターの鶴岡慎也さんは「ゴルフが趣味なので、朝早く行くと札幌近郊は林が多くてシカがサッと出てくる」と話します。
「何回もぶつかりそうになったことがあるので、今はもう自分が気をつけて走っていますね。ゴルフ場の近くに出るんだったら良いですけど、やっぱり大通公園とか出始めたら本当にまずいと思う」
川があったり、緑地が街の中に入り組んでいたりする場所は確かにありますよね。
では北海道内にシカは今どれくらい生息しているのか、数字を確認してみます。

現在73万頭と推定されています。
そのうち、札幌を含む石狩・胆振・日高地方は合わせて22万頭で、ここ数年は横ばいで推移しています。
ただ、酪農学園大学の立木靖之准教授は「シカの側が人に抱く警戒心がどんどん弱くなっている。このまま何も対策しなければ、10年後には大通公園にシカが普通にいる状態になりかねない」と指摘しています。
手稲山や札幌圏では「まだ個体数を管理できる段階」と見ていて、今後増えるままにするのか、あるいは減らすならどんな対策をとっていくのか、行政と地域住民で話し合いながら対応していくことが必要だと話しています。
もし駆除をしていなかったら、特にエゾシカは繁殖力が高いと言われていますので、もっと増えていることになります。
駆除することについても市民の皆さんと理解を深めていって、どうしていくのか話し合いの場を持つことが重要です。
立木准教授によりますと、シカは「こちらから威嚇しない限り、人を襲うことはない」ということです。
もし市街地でシカを見かけたときは、近づいたり騒いだりしないで、冷静に見守って110番通報するか、近くの区役所へ連絡をしてください。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年8月24日)の情報に基づきます。
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