2026.09.19
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午前4時、出航です。
私は師匠と一緒に船頭室に乗り込みました。
今回の船は、以前のタコ漁の船よりはかなり大きめ。
2階建てになっていて、この日はカメラクルーも含めて10人くらいとブリが1000匹以上入る大型の船です。
揺れは少ないかと思いきや、操縦をする船頭室は2階の個室で船の中で一番酔いやすい場所だそう。
でも弟子なので師匠の横からは離れません!!

これから行う漁は「大型定置網漁」。

定置網漁は、大型の網を設置して回遊している魚が入るのを待つ漁法です。
垣網(かきあみ)で導かれた魚は、運動場(うんどうば)、登網(のぼりあみ)を通って、
最後に箱網(はこあみ)へ。網を起こして漁を行います。
出発してすぐに、急な揺れで気持ち悪くなってきました…。
どんどんと波が高くなってきたような。

毎日海に出ている師匠が「かなり波が高い」と言うほどの状況です。
船頭室に立った状態で乗っていましたが、前をむいても横をむいてもかなり揺れます。
港を出発してからまだ10分しか経っていません。
「だいぶ厳しいと思うので戻ろうかな。戻りますね!」と師匠。
師匠が神様に見えました。
限界!!戻りましょう!もう気持ち悪いです!

漁は早朝なので、戻ってもまだ外は真っ暗。
景色が見えないと、より気持ち悪くなります。
波の高さは、約2メートル。
漁に出ずに引き返すということは、当然この日の漁獲量はゼロになってしまいます。
それでも常に危険と隣り合わせの漁では、ひとつひとつの判断が何より重要です。

この日は短い船旅で帰ってくることになってしまいました。
「きょうは無理だったけど、明日ですかね」と師匠。
次の日は少し波が落ち着くのではないかということで、気持ちを切り替えて次の日に備えます。
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