2026.07.27
深める
なればこそ、「レベル4」さん。
あなたにはそんな 『おしゃれ』を、ご友人たちと一緒に作ろうと取り組める人であってほしい なって、あたしはそう思うのよ。
そのためにも、周囲の人の楽しみをすくいとろうとする姿勢を、どうかこれから自分のものにしていってほしい。
そうすれば、目下の悩みについてもなにがしかの変化があるはずです。
例えば「ペース配分を考えずに飲んでしまう」のは、果たして『おしゃれ』かしら?
「今日はとことん!」と、みんなで約束でもしたならいいとして。
もしあたしの目の前に杯数がかさんでいる方、しかも他より抜きん出て飲んでいるお客様がいたりすれば、自分はその人のことを心配します。
だって、その状態は「飲まないとやってられない」に近い。
機嫌が悪いか、テンションが上がり切らないか、よっぽど道理がわかっていないか何かなんだろうなぁと(無茶苦茶楽しんでくれているパターンもあるけれど)、こちらとしては察さざるを得なくなっちゃうのよ。
そういう人と、いいグルーヴ感を作るのはなかなか難しい。
リズムを合わせられないわけだからね。
こんな風に『おしゃれ』かどうかを基準にして、「レベル4」さん、自分の飲食店での行動を見返してみたり、その場でもぜひ再検討したりしてみてください。
そうすればきっと、いろんな改善点を見つけられるはず。
それにこの習慣づけは、酔ったときあなたを特に助けてくれます。
記憶を失った場合こそ、その振る舞い全体がそもそも普段から『おしゃれ』という指針に貫かれていれば、変に暴れたり自己中な振る舞いに走ったりするリスクって、どうやら下がるみたい。
これ周りを見ていて、本当にそうだなぁと実感しているの。
どれだけ酔っ払っても、本物の酒場のプロや人柄のよくできた方は、常に面白くて行動に芯がある。
隣に人がいることが身体に染み付いているので、下手を取らないわけです。
「レベル4」さん、あなたにはどうか、そんなステキな酔っ払いになっていってほしい(冗談じゃなく、マジで)。
みんながあなたと飲むと気持ちよく笑顔になれるような、『おしゃれ』で色気のある大人に、これからなっていってもらいたいの。
一朝一夕では実現しないことを言っている自覚はあります。
でも大丈夫。あなたには乾杯に付き合ってくれる、「優しい友だち」がいるんだから。
きっとあなたが大人になるための道を、みんな共に歩んでくれるはず。
いつか「レベル4」さんが、『おしゃれ』にもこのコラムのご返盃としてうちの店に来てくれることを、勝手に期待しつつ。笑
あたしももっと『おしゃれ』な飲み助になっていきたいなぁと、そう気持ちを新たにすることもできた、今回のコラムだったのでした。
というわけで今回は、お酒を飲み過ぎてしまうというお悩みについて、あれやこれやを語らせていただきました。
いやぁお酒って、百害あって一利なしかと思ったら、百薬の長だよこりゃって納得しちゃう瞬間もあったりするわよね。
毒にするのも薬にするのも、飲む側のありようひとつなのかも。
そう思いながら、今日も元気にみんなと乾杯しちゃおうかななんて思っております。笑
ではではまた次回。Sitakkeね〜!
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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
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