2026.04.27
深める
「若い」というワードで示される諸々は、周期を過ぎた彗星の如く、誰にとってもいつかはるか彼方へと遠ざかっていくものです。
そうなると、太陽がいつか赤色巨星として膨張し、地球をその中に飲み込むことが決まっているように、自分たちにとっての運命として立ち現れてくるのは「歳をとりながら生き続け、いつの日かこの世を去る」という事実。
しかしながら。
シスヘテロにとっての「老い」や「行く末」が、例えば太陽系の惑星の動きのように、一定のモデルになぞらえてそろばんを弾き、その未来を予測していくことがある程度可能な一方で。
ゲイやレズビアンの歳の取り方、その過程での生の歩み方はどうかというと。
当人たちにとってそれは、未知の星の動きを事前のデータがほぼゼロの状態から見定め、考え続けていくようなもの。
結婚や出産といった人生の大きなイベントも、自分たちの人生の軌道上にあるかどうかわからず(なんなら、非道にも無きものにされたりもし)、その影響もあってか、衛星のように誰かが自分のそばに寄り添ってくれるようになるのか否かも、全くわからないというのが正直なところなのです。
だからこそ。
一体何歳までどんなスタンスで恋愛をすればいいのか、そして、互いに引力を感じる衛星候補と、その道のりの果てにどうやったら出会えるのか。
こうしたことに頭を悩ませているゲイやレズビアンは、あたしの周りにも多い気がします。
なんなら「おふぐ」さんのように、自分が誰かにアトラクション(引力/魅力)を感じにくいというか、他人を好きになりにくいことに悩んでいる当事者もいれば、「それでいいんだ。衛星なんていらない」と割り切っている当事者もいて。
本当にそのあり方はさまざま(この関連でいくと、Aro/Ace当事者の存在 も、忘れてはなりませんね)。
おそらく、全員に共通する解というのはないのでしょう。
ただ、こと「おふぐ」さんに関して言うと。
「このままでいいのでしょうか?」というあたしにむけてくださった問いかけ。これが非常に気になるというか。
こちらの文言の後ろから、「このままじゃいけないのかも」というあなたの不安というか焦燥というかが、知れずとひょっこり、とはいえはっきり、姿を現しているような気がするのよね。
「おふぐ」さん、どうかしら?
具体的な相手が、目下いるわけじゃないとしても。相談者さん自身が恋愛それ自体に対して、決して小さくはない引力を実は感じているのではないか。
そう分析するあたしが、今パソコンの前にはいます。
■ダブル不倫中です…この恋、本気にしてもいい?その答えの「カギ」をつかむアドバイスとは
パートナーメディア