2026.04.18

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たっぷりこんもり…牧草だけを食べた牛のバターは驚きのさわやかさ!12時間労働で見えた酪農

実はバター、大好物なんです…!

まずは牛乳からバターの元となる生クリームをつくります。
この作業は私が弟子入りに行く前の日に、師匠が仕込んでくれていました。

なんとも濃厚な生クリーム…少し離れていてもわかるほど甘い牛乳の香りが漂ってきます。

きょう作るバターは、一般的には『グラスフェッドバター』と呼ばれています。
『グラスフェッド』は牧草だけを食べた牛からの牛乳のことを指します。

実は私、パンにバターを塗って食べることが大好き!!

食パン1枚にスーパーで売っている四角い200グラムのバターの固まりを半分くらいつけちゃうこともあるんです。
※毎回このようなことをしているわけではなく、バターの賞味期限が近いときなどですよ…。

それくらい大好物のバター、自分で作れるなんてワクワクです!

バターは、生クリームを攪拌(かくはん)して脂肪の球どうしをぶつけることによってできる固形部分。

まずは固形分と水分を分離させます。
これはバターチャ―ンという機械で自動的に分離させることができます。
5分ほどでキレイに分離したあと、水分を抜いていきます。

機械のハンドルを手動で回していくのですが、特に腕の力が必要…。
今日行った作業のなかでも一番負担が大きかったのです…。

正直、すべて機械でやるのだと思っていました…

大分バターっぽく見えていたのですぐに水分がなくなるだろうと思っていたのですが、10分ほど自分の力でハンドルを回しても一向に終わらず…ポタポタと少ないながらも水分が出続けます…。

ここで師匠にパス!私は大苦戦したこの作業、師匠はあっという間に水分を0にしてくれました。

師匠いわく、感覚で機械の中のどの部分に水分がたまっているのかわかるのだそう…さすがです。

水分が完全に抜けると、見たことのあるバターの姿に!!なめらかですでにおいしそう…!

ここからは瓶詰め作業を行います!

瓶詰めもスプーンを使って手作業でつめていくんです…
まさかここまで手作業とは…「大変な作業ですね」と思わず師匠につぶやくと…
「手間をかけることで気持ちがこもるし、『おいしくなってほしい』と願いながら作ることが大事」だと教えてくれました!
たしかに自分でイチから作ったバターは、多くの人に食べてもらいたいという気持ちになりました。

賞味期限などが書かれたシールも手作業で貼ります。

途中で心が折れそうになる場面もありましたが…無事に完成!!

搾乳作業をもう一度!

バター作りが終わったのもつかの間!
ここからは牧草地にいる牛を牛舎へ戻し搾乳作業をします!

牛は放牧地から早朝に牛舎へ移動して搾乳、再び放牧されたのち夕方にもう一度搾乳が行われます。

なんと朝の苦労とは大違いで、夕方の牛の誘導は想像以上にスムーズ!わずか5分ほどで完了しました!
1日一緒に過ごす中で牛たちが私の声や存在に慣れてくれたこともあり、落ち着いて行動してくれたようです。賢い…!

その後は一人で牛を牛舎まで連れていく役割も任され、責任を持って無事にやり遂げることができました。

牛舎に到着してからは搾乳作業を朝と同じように行います!
師匠は365日、24時間欠かさず奥様と2人でこの作業をしています。
旅行に行くことや出かけることも多くはできません。

それだけ改めて、生き物と向き合う責任のある大事な仕事です。
そしてそのお仕事をしてくれる師匠がいるからこそ、おいしい牛乳を当たり前のように日々飲むことができるんですね。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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