2024.11.03
深める札幌市では、今後10年間のまちづくりに関する基本指針「第2次札幌市まちづくり戦略ビジョン」を掲げていて、「ユニバーサル」「ウェルネス」「スマート」と、3つの重要概念を定めています。
今回は「ユニバーサル(共生)」にフォーカスし、パラスポーツ、二刀流で世界をめざす注目のアスリートを深掘りします。
森崎天夢(あむ)さん19歳。
森崎さんは生まれながらにして、右足の膝から下がありません。
「先天性絞扼輪症候群」。生まれつき右下肢2分の1が欠損する障害を抱えています。
札幌生まれ札幌育ち。
物心つく前から義足をつけての生活です。
周りと自分の「違い」に気づいたのは小学3年生の頃だったといいます。
「遠足とかで長時間歩いて公園まで行くんですけれど、ついていけなくてやだなぁと」
それでも、体を動かすことが大好きだった森崎さん。
父の政喜さんは「家でゲームをするよりも、外で公園行く子だった」と振り返ります。
スキーをやったときには、「もうアグレッシブでスピード出すなって言っているけれど、直滑降で、恐怖心がないというか…」と驚いたといいます。
そんな森崎少年をとりこにしたのが、小学5年生から始めたアンプティサッカーでした。
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