2024.11.02

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小3が作る“やさしいレモネード”きっかけは「急にいなくなった」男の子への思い

キャッチボールをしてくれたあの男の子

「幼稚園の頃、バス停まで小学生の男の子たちと行っていたけど、急にいなくなった、1人が」

幼稚園の頃、キャッチボールの相手をしてくれた近所の小学生の男の子が、その後、小児がんの一種=「悪性リンパ腫」だったことを知ったのです。

「つらい。ちょっとの気持ちでもつらくなったりしちゃう。小児がんの子たちのために、高齢の方のために、病気の方のために、いろんなことを支えていければなと思っています」

「2つください」

女性客がレモネードスタンドにやってきました。

瑛都くんは、レモネードの宣伝中。

なんと7個も注文が…!急いで受付に伝えにいきます。

レモネードは目標であった200杯を大きく超え、328杯を売って完売。
収益は8万1477円でした。

「これを機会に小児がんがどんなものかもっと広まるといい」

お客さんからそんな声も聞かれました。

瑛都くんのお母さん・奈々葉さんが、この日まで見守ってきた道のりを振り返ります。

「思うとおりにいかないこともいっぱいあったはずなので、いろんな感情がむき出しになっていました。開催してくれてありがとうとか、声が届くたびに達成感があったようなので、困難はつらいものじゃなかったんじゃないかなと」

瑛都くんはもう次の目標へ、前を向いています。

「次の目標は300!いや250。おなかも10じゃなくて8分目まででしょ、だから300までいきたいけどちょっと下の250で」

「困っている人を助けたい」。
瑛都くんは「行動する大切さ」を私たちに教えてくれます。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年10月9日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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