2024.11.02

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小3が作る“やさしいレモネード”きっかけは「急にいなくなった」男の子への思い

小児がんと闘っているこどもたちのために、小学3年生の男の子が動きました。

「レモネードスタンドで集めたお金を寄付したい」懸命に取り組んできた子どもたちの姿に密着です。

札幌市中央区の山鼻地区。
診察がない日曜日にもかかわらず、診療所に人が集まってきます。

開かれていたのは「文化祭」。地域の人たちが趣味や特技を披露します。
その中に、人だかりができているブースを見つけました。

「いらっしゃいませ、レモネードいかがですか?」

小学生たちが作る「レモネードスタンド」です。

企画したのは小学3年生の青木瑛都(えいと)くん。
将来の夢は「誰かのために」を大切にした会社の経営者です。

「札幌南高校の学校祭でレモネードスタンドを見て、おもしろいなと思って始めた」

「レモネードスタンド」は、アメリカで小児がんで死亡した女の子が生前、「同じ病気の子どもを助けたい」とレモネードを販売し、そのお金を寄付するという世界に広がった取り組みです。

この日のスタッフは、瑛都くんが所属していた劇団の仲間のほか、診療所が依頼した札幌南高校のボランティアの学生たち。

目標は「200杯」。瑛都くんは「客の呼び込み」や「列の整理」を担当します。

瑛都くんたちが、準備を始めたのは、2024年の夏休み。

診療所に直接電話をしてアポを取り、手づくりの企画書を手に打ち合わせを重ねてきました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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