2024.11.02
深める佐賀県で開かれた国民スポーツ大会。
金子記者が出場する93キロ級には、フィジカルの強い選手が揃います。
まずは、得意とするスクワット。3回目、270キロを立ち上がれば3位圏内も見えてきます。
こちらはなんとかクリア。
課題のベンチプレスは、自己ベストタイの157.5キロを押し上げますが、最後の165キロは惜しくも失敗。
この時点で金子記者は、3位の記録とタイ。
表彰台に上るには、最後の種目のデッドリフトで270キロはあげなければいけません。
ここも難なくクリア。
しかし、3位を争っていた選手が直後に300キロを引き上げ、金子記者は4位に…!
惜しくも表彰台に登ることはできませんでした。
「言い訳してはいけない。アブデが避難所でもトレーニングしている姿を見たら、自分も多忙な仕事ではあるが、彼と比べたら全然大したことないので、自分はもっとできると思う」
金子記者は試合後、アブデさんに結果を報告しました。
「結果は4位だった。トータルは697.5キロ。トータル720キロ上げたかったよ」
そう話すと、アブデさんは「試合当日は、なかなか思うようにいかないよね」と労ってくれました。
「エジプトで会えることを楽しみにしている」
「もちろんだよ」
アブデさんと、再び同じ大会に出られる日まで、戦争反対の声を伝え続けようと強く思ったという金子記者。
11月にはエジプトに行き、アブデさんと2年ぶりに再会して、一緒にトレーニングする予定だということです。
“パワーリフティングで日本一を目指し、アジア大会でアブデさんと対決したい”
そのためにも一日も早いガザでの停戦と、スポーツができる平和な日がなによりも必要です。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年10月7日)の情報に基づきます。
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