2024.10.04
暮らす海上自衛隊に入隊1年目だった当時の私。
東日本大震災での災害派遣は私にとって、初めての「緊急事態」で、いつ終わるかわからないものでした。
地震が発生してから、派遣されるまでの直前の買い出しは、ほとんど時間がなく、生理用品については「もっと事前に準備しておけば…」と後悔することもありました。
私が自衛隊にいた頃は、職場の上官がほぼ男性だったこともあり、災害時における生理用品の重要性について、主張する機会を設けることがあまりできませんでした。きっと、災害にあわれた女性も、男性の自衛官には相談がしにくかったのではないでしょうか。
女性ならではのデリケートな問題。忘れないでいてほしいことは、災害中だって、生理はやってくるということ。
ナプキンやタンポンなどは、普段使っているものと支給されるものでは、使用感に違いがある場合が多く、なかには不快感を感じる人もいると思います。
災害時に備え、普段から信頼して使っている生理用品を用意しておくこと。
ただでさえ、なにかとストレスが多い避難所での生活。少しでも安らかな心を保つためにも、読者の皆さんには、ぜひそんな”心構え”をおすすめします。
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北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。
Instagram: @studio.kimi_cony
X: @kumiko_illust
編集:Sitakke編集部 ナベ子
【参考】イラスト作成時の写真資料として
海上自衛隊ホームページ