2024.04.20
深める生徒の評判も上々の「ほめて伸ばす」指導法。
導入のきっかけは、少子化による生徒数の減少です。
車の免許が取得できる18歳人口が減り続ける中、帯広第一自動車学校でも、ピーク時の1968年には2800人以上いた入校者数が3割以下にまで減少しました。
命にかかわる現場だからこそ、“厳しい指導”を続けてきましたが、いままでと同じ教え方では伝わらないことが多いといいます。
帯広第一自動車学校の佐藤元信指導部長も苦悩を語ります。
「伝えたいことがなかなか響かないというか、昔はそれで伝わったのに、いまの教習生にはなかなか伝わらない」
そこで、ほめることによって、教習生みずからがやる気を出してもらう今の指導にたどり着きました。
その結果、「いまは自分から率先して、乗りたいという気持ちが教習生に芽生えてきている」のだといいます。
「ほめる」ことでどんな効果があるのか、精神科の香山リカさんに聞きました。
ほめられることで行動の活性化につながり、意欲や自己肯定感が高まり、周囲との関係性も良くなるということです。
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