2024.04.20
深める職員の1日は、カメラでの笑顔チェックから始まります。
笑顔度が90パーセントに達するまで、次の業務には進めません。
さらに、朝礼で取り組むのは、二人一組で「ほめる練習」です。
準備も整ったところで「ほめて伸ばす教習」がスタート。
通い始めて1か月、横山セナさん(18)の教習の様子をのぞかせてもらいました。
真っすぐに進み、カーブを曲がって停止する…。
指導員の牧野正義さんはさっそく「ちょっとずつアクセル踏んでいくの正解」と横山さんをほめます。
少し緊張気味の横山さん。停止線を越えてしまいましたが…そこでこんなやり取りが。
指導員・牧野正義さん「速度コントロールとブレーキは完璧。ただ1個だけ、どうしても気づいてほしいことがあった。たぶん気づいていたと思う。何か1個だけ失敗した。なんだ?」
教習生・横山セナさん「停止線を越えてしまいました」
指導員・牧野正義さん「そうだね。越えちゃったね。よく気づいたね。いま、一時停止があるなって気づいたけど、たぶん優しいブレーキを踏もうって意識したよね。これすごくいいから。この状態を維持しながら今度は停止線から越えないように止まってみよう」
ミスをしても叱るのではなく、励ますように指導します。
タイヤが溝に落ちても…。
指導員・牧野正義さん「いま何か発生した、なんだと思う?」
教習生・横山セナさん「後ろのタイヤが脱輪してしまった」
指導員・牧野正義さん「そう脱輪した。これを何と言うでしょうか?」
教習生・横山セナさん「内輪差」
指導員・牧野正義さん「そう内輪差、正解。よく覚えていた。いまもうちょいスピードが遅かったら、めちゃめちゃいいカーブを曲がれていたと思う」
指導員の優しい言葉に、ハンドルを握る横山さんの顔もほころびます。
「失敗してもほめてくれたりするので、自分としてもモチベーションが高くなって次も頑張ろうという気になる」と話してくれました。
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