2024.04.05
深める馬越さんは、最初についた仕事を辞め、知識も経験もゼロのスイーツの道へと飛び込みました。
フランスやアメリカにわたり、当時の日本では「異端」だったカラフルなデコレーションケーキを信念をもって作ってきました。
その行動力や決断力は何を原動力にしていたのでしょうか。
「小さいときはとても気弱だったんですよ」と馬越さんは笑います。
小さいときから音楽が好きだった馬越さん。
始めはうまくできなくても、練習を重ねて「できる」経験を積み重ねていきました。
できるようになると、周りからも認められたり、任せられたり…
好きだから、やりたい。
努力し、継続し、結果を出す。
そんな経験が次の一歩のまた原動力になるのだといいます。
馬越さんがこれまでやってきたことは、全てが繋がり、ひとつも無駄がありません。
「音楽ができる」自分でありたいから。
「お客様を喜ばせることのできる」自分でありたいから。
そんな風に馬越さんは、”自分の生き方を考える”ことを軸に、言語の壁も、勇気の壁も乗り越えてきました。
目標を決めるのではなく、自分のあり方を決め、それを曲げない強さが、一番大切なことだったのです。
何ができるのか、何が好きなのかを”見つけよう”とするのではない。
”出会う”ために色々なことに挑戦して、生き方を曲げず、進んでいけば良いのだと、馬越さんのケーキをほおばりながら気付かせてもらったのでした。
文:学生ライター・後藤幸咲
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2024年1月)の情報に基づきます。
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