2024.04.08

深める

まるで、そこはおもちゃ箱の中。アメリカントイに囲まれた美容室。

店主の内田高詩さんは現在44歳。27歳のときにこの店を始めるにあたり、あくまで店の装飾物としてアメリカントイを買い始めた。「雑貨屋と勘違いして店に入ってくる方もいますよ(笑)。一番熱心に買っていたのは店を開いて最初の数年。いまは値段が上がっちゃって当時の価格では買えないものも多いので、その時代に買っておいてよかったと思うものも結構ありますね」例えば店内の目立つところに置かれた『トイ・ストーリー2』の主人公ウッディのジャンボ人形。内田さんは当時3万円で購入したが、いまは値が上がりオークションで20万円を超えてもおかしくない代物。

「いまもモノは増える一方です。これ以上増やしてどうするんだと思うんですが、つい買っちゃいますね(苦笑)」。

空間の着想は内田さんが好きな所ジョージの世田谷ベース。自分の好きなモノを躊躇なく詰め込むあたりはそのイズムを感じさせる。

プロフィール

内田高詩
函館市生まれ。高校卒業後に函館理美容専門学校へ。函館市内の美容室で下積みをしたのち、27歳で独立し『Mou Mou』を開業。店は内田さん一人でまわし、プライベートサロンのような雰囲気。特にエクステのバリエーションと技術には定評あり。

函館市美原1-10-5 
0138-40-4032

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

https://www.facebook.com/p/peeps-hakodate-100063637267392/?locale=ja_JP

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • twitter