デジタル化で動画の製作を可能に

ー 私が「ホログラム」という言葉からイメージするのは動画や映像です。
そうですよね。それを実現するのが我々がいま挑戦している「電子ホログラフィ」という技術です。複雑な計算によって生成するので「計算機合成ホログラム」ともいいます。ホログラムを構成する干渉縞をデジタルデータで生成し、動画として表示させることを目指しています。

電子ホログラムの表示イメージ図(坂本教授作成)。スクリーンより奥にあるように表示させることも可能です。

将来的にSFの世界が現実に?(画像は編集部によるイメージ。研究目標を正確に表現するものではありません)

ー本物にしか見えない映像を3D表示できるってことですね!スゴい!

既存の3D表示技術との違いは他にもあります。まず専用のメガネやゴーグルは不要で裸眼で見ることができます。さらに、既存の技術ではピントを合わせる際、目に負担がかかり、疲労感や酔いが発生することがあるのですが、電子ホログラフィは、その心配はありません。 人の目が物を立体だと認識するのは、いくつかの生理的要因からなのですが、電子ホログラフィはそれらの要因を完全に満たします。原理的には究極の3Dと呼べます。

メディア創生学研究室 坂本雄児教授(写真左)と修士1年の榊原汰一さん(同右)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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