2024.03.23
食べる北海道の空知(そらち)地方在住のアカヌが、空知の「美味しい」をお伝えします。
JR美唄駅から徒歩1分。ホテルビジコー1階で営業している「Cafe Bimake」(カフェビメイク)。
こちらのお店では、美唄の特産品を使ったスイーツを販売しています。
美唄の米粉を使用した少し珍しい「カヌレ」が人気です。
「こちらのカヌレは、美唄産おぼろづきの米粉と大豆を使って作っています。米粉のおかげで外はカリっと、中はもっちりしていて、小麦とは少し違う食感や味を楽しめますよ。小麦アレルギーの方も食べることができますので、おすすめです」
お話をしてくれたのは、2021年10月から美唄市の地域おこし協力隊として活動する林美希さん。
美唄市出身で三笠高校を卒業後、岩見沢でケーキ屋さん・札幌ではカフェにて働きました。
いつか自分のカフェを地元で開きたいという夢があり、思い切って地元美唄へ戻ってきたと話します。
現在、地域ブランドや地場産品の開発・PRの推進を中心に活動しています。
「カフェをオープンするにあたり、まずはお店の看板商品を何にするのかを考えました。
お店のオープンが2022年7月なのですが、その頃に流行りつつあったカヌレを、美唄産のお米を使った米粉で作ろうと考えました。流行りにのりました(笑)」
米粉を使用したカヌレ作りは、とても大変だったと話します。
「米粉のカヌレは小麦粉と違って固まらなくて、とにかく大変でした。前の職場の方に相談して『大豆を使ってみたらどうか?』と、アドバイスを頂き、大豆を使ってみたところしっかりと固まりました。大豆を入れる発想はなかったので相談して良かったです。使用している大豆は、もちろん美唄産。試作品の完成までには3カ月以上かかりましたが、定番となるような素敵な商品ができました」
ビメイクでは美唄産にこだわり他にも色々な商品を開発しています。
美唄では、お米や大豆の他に「ハスカップ」も特産品です。このハスカップを使ったお菓子を地元の小学生と一緒に考え商品化しました。
「美唄の小学生と一緒にピパハスクッキーを考えました。ピパハスクッキーは、ハスカップジャムとホワイトチョコレートのサンドクッキーです。ピパはアイヌ語で美唄・ハスはハスカップのハス。子どもたちが一生懸命考えてくれました。甘酸っぱいジャムと甘いホワイトチョコレートの組み合わせがとても美味しいですよ」
林さんは、あらためて、ハスカップについて学ぶことができて良かったと話します。
「子どもたちとハスカップ農家の方にお話を聞いたり、実際に収穫体験をしてみたり…改めて美唄産のハスカップの魅力を知る良い機会になり、とても楽しかったです」
■ねえ「バター餅」って知ってる?バターと砂糖の甘くてやわらか~い食感がたまらない♡北海道・滝川市|