2024.03.30
深めるこんにちは、HBCアナウンサーの堀内美里です!
この連載では、山登り初心者でも楽しめる、お手軽✕絶景の山をご紹介しています。
今回は、特別版!登山家、渡邊直子さんのインタビュー記事をお届けします。
この記事は【前編】です。
→ 【後編】「好きな自分になるために、登る」日本人女性初、8000m峰14座制覇まであと1座。渡邊直子さんにインタビュー
「標高8000m」いったいどんな世界なのでしょう。
酸素濃度は地上の1/3、「デスゾーン」とも呼ばれる領域に挑み続けるのが、この方です。
看護師、兼 登山家の渡邊直子さん。
24歳から17年間のうちにエベレストを筆頭に、世界に14座しかない、標高8000mを超える山のうち13座を登頂し、最後の1座に挑戦します。
2024年4月から8000m峰全14座・最後の1座 ヒマラヤ山脈のシシャパンマ(8027メートル)へ出発予定。これに登頂すれば、日本人女性として初の記録になります。
そんな、我々にとって “未知なる領域” に挑戦する渡邊直子さんって、いったいどんな方?
今回、インタビューさせていただきました!
子どものころの経験が根強いですね。3歳のころから、母親の影響で登山を始めて、小学生の時には、冒険や野外活動をする団体に参加しました。
中国の無人島に行ったり、モンゴルの草原を歩いたり…パキスタンの山に登ったり…。特別、山登りが好きってわけじゃなかったけど、遠征をする中で、色んなハプニングが起こることが楽しかったんです。それで、いつの間にかハマっていった感じ。
19歳の時に、仲間たちと「マルディヒマール」というヒマラヤの峰にはじめて挑戦したんですけど…ハプニングだらけでした。
登頂した私達と、途中で下山した仲間たちが、下山でそれぞれ道に迷ってビバーク(野宿)したんですけど、寒すぎて吐く。みたいな。大変でしたけど、面白いと感じたんです。
色んな経験をする中で「私ってこんな一面があるんだ」って発見できる瞬間が楽しくて。
数日じゃ物足りないから、より長く居られる8000m峰が好きなんだよな~。
■【後編】「好きな自分になるために、登る」日本人女性初、8000m峰14座制覇まであと1座。渡邊直子さんにインタビュー