2024.03.20
出かける壁に貼ってあったのは、こちらのチラシ。「総合案内所」?いろんな話が聞けそうだ!
「こっちだよ~♪」と、なんともいえないゆるさのキャラクターもかわいい。行ってみよう!
チラシの方向に沿って、2階へ上がりました。
「コンシェルジュ・デスク」と書かれた部屋があります。よし、ここだな!失礼しま~す…。
\アラ、こんにちは~!/
明るく優しい表情で迎え入れてくれる女性がいました。
「コンシェルジュ・デスク」の今井恵美(いまい・えみ)さんです。
「コンシェルジュ・デスクでは、無料で、豊富温泉の総合案内をしています!なんでも聞いてくださいね!」とのこと。これはありがたい…。
さっそく、豊富温泉についてイロイロと教えて頂くことにしました。
―さっき、この施設(ふれあいセンター)の1階で、温泉に入ってきました!すごく気持ちよかったのですが、その…お湯のにおいとか見た目とか、かなり独特ですよね?豊富温泉って、どんな温泉なんですか?
「豊富温泉」は、油分を含む、石油臭の強い湯が特徴です。
アトピーなどの皮膚疾患に悩む方々から“奇跡の湯”とも呼ばれ、全国の湯治客から高い支持を得てるんですよ~!
原油を含む温泉は、世界でみても、豊富温泉とアゼルバイジャンにしかないとも言われています。
―どうして石油臭がするんでしょうか?
とても個性的な泉質は、その起源にあります!
「豊富温泉」が開かれたきっかけは、大正15年に遡ります。石油試堀中に、ここ「ふれあいセンター」の裏あたりにある井戸から、天然ガスと共に温泉が噴出したんです。翌年、瓦葺の小屋と浴槽が設置され、地元の人たちが温泉として利用したのがはじまりですね。
いまでは、全国にある約3,200の温泉から特に、「薬効が高く」療養に優れた温泉として、「日本の名湯百選」も選ばれているんですよ。
泉温30℃の温泉が、ここ「ふれあいセンター」や「ニュー温泉閣ホテル」などの温泉に配湯され利用されています。
―「コンシェルジュ・デスク」では、どんなことをされているのですか?
私たち「コンシェルジュ・デスク」は、豊富温泉の総合案内所としての役割を担っています。
観光案内はもちろんのこと、湯治のご相談を始めとして、周辺交通機関、宿泊施設のご案内などをしています!
コンシェルジュ・デスクのメンバーは現在5名います。そのうち3名は、湯治経験者です。
看護師・公認心理士の資格を持つ健康相談員や、運動指導員など、専門知識を持ったメンバーが、湯治客のみなさんのサポートをさせて頂いていますよ!
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