2024.02.23

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人が名馬を作るんだ! 堀内美里アナ〝ウマのお仕事〟体験記

日高は競走馬の生産日本一の場所でもあります。しかし近年は、牧場の後継者不足が課題とされています。
将来の馬産業の担い手を増やすお手伝いとして、日高管内の牧場等と連携し、馬産地の仕事の魅力を私、HBCアナウンサーの堀内美里と水野善公アナで体験してきました。

〝ウマのお仕事〟体験は、午前4時過ぎにスタート。
あたりは真っ暗…、なのに私たちがきょう〝ウマのお仕事〟を体験させていただく「ひだか・ホース・フレンズ」には、もう灯りがついていました。
場長の村上善己さんはとってもお話上手で、言葉を発する度に名言が誕生するような男性。1日お世話になります。

馬を近くで見ると…想像以上に大きくてドキドキ…!

まずは、馬を放牧場に連れて行きます。
横に並ぶと想像以上に大きい!
しかも、想像以上に大きな息づかいが、耳もとで聞こえてきて、ドキドキ!
スラリとしながら、筋肉で引き締まったこの足に、蹴り飛ばされたらひとたまりもないんだろうなと、震える私。

でも、凛とした態度でのぞまなければと、気を引き締めます。
ふと辺りを見渡すと、ちょうど登ってきた太陽が!
牧草地がオレンジ色に染まっていく瞬間を馬と一緒にながめるのは、北海道出身の私でも初めての体験!
「何度見ても、こんなぜいたくな景色はない」と、村上さんは言います。

想像以上に大変な作業…!馬の「おうち」を整える

その後は、厩舎(きゅうしゃ)でワラを敷く作業にとりかかります。
馬にとってのおうちを整える作業はテクニックが必要でした。
想像以上に重いワラにびっくり、村上さんがやると簡単に見えるのに。
「滑らかな傾斜を作るんだよ」と言われても、なかなか思うようにいきません。

水野アナは、馬が大好きで、愛情が強いからなのか、なかなか上手で、爽やかな笑顔を見せています。
負けず嫌いな私は、先輩に負けないぞと、めらめら燃えました。
ここでは〝ボロ〟と呼ぶ、馬のフンを必死に拾っていると、うっすら汗をかき、いい運動になりました。

「馬が大好き」な女性との出会いも

その後、私は水野さんと別れ、「ヴェルサイユリゾートファーム」という牧場へ!
そこで、小森万愛(こもりまえ)さんという女性に出会いました。

彼女は、物心がついた時から、馬が大好きだったのだそう。
三重県の乗馬クラブで働いていたのですが、どうしても北海道で馬に関わる仕事がしたいと、1年前、ここにやって来たんだそうです。

仕事の話をする小森さんは本当に楽しそうで、自分の仕事を心から誇りに思っているまっすぐな姿が、まぶしく感じられるほどでした。

職場に女性が少ないことについて尋ねたところ、「女性ならではの安心感が馬にとって必要な時もある」と言っていたのが、印象的でした。

体力的に大変と思うことがあっても、それは適材適所なのだと。
どんな環境でも自分の出来ることを精一杯することで、自分にある強みが見つかるんだなあと、小森さんを見て感じました。

今回は、馬に関わる仕事の、ごく一部しか体験していませんが、そのあと飲んだソフトドリンクがとても美味しかったです。
このような環境でまる1日働くと、ご飯や飲み物がとても美味しく感じるんだろうなと思いました。

自然に囲まれながら、大好きな馬と触れ合うと、たった1日の体験でも心がキレイになった気がします。
そして、いつかは成長した馬を見送って、応援する存在が増える。
皆さんの、馬を見る眼差しが、とても温かかったのが、何よりも印象的でした。

これまでは競馬を見る時に、その馬の走る姿や、血統、実績などしか注目していませんでしたが、1頭の馬が華やかなステージに登るためには、何十人、何百人という方々の惜しみない愛情に支えられていることを知ることで、より競馬が楽しくなり、1頭1頭に、より親しみや、魅力を感じることが出来ることに気がつきました。

様々な人の想いに背中を押されて馬は走る…〝人が名馬を作るんだ!〟
ほんの一部分ではありますが、〝ウマのお仕事〟の魅力を知ることが出来た1日でした!

堀内美里アナと、水野善公アナが〝ウマのお仕事〟を体験した動画は、北海道日高振興局が企画・制作したもので、北海道公式YouTubeチャンネル「牧場ははじまりの場所」でご覧いただけます。

文:堀内美里

※2024年2月時点の情報です。

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Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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