2024.02.06
暮らす災害関連死に詳しい関西大学の奥村与志弘教授。
「トイレの問題をあなどっていけないのは、関連死の死亡原因に実は絡んでくる特徴がある」と話します。
便を出す回数が減ってくるから便秘気味になる、水分摂取を控える人も出てきます。
脱水症状になっていくと、口の中の細菌が増えたり、誤嚥性肺炎やエコノミークラス症候群に発展していきかねないのです。
災害時は切実な課題となるトイレの問題。
身の回りにどんな設備があり、どう使えばよいのか、いまこそ把握する機会です。
札幌市内には、マンホールトイレが6か所合わせて47基設置されています。
白石区複合庁舎の5基、東部下水管理センターの4基のほか、西区の農試公園に5基、中央区の北ガスアリーナ札幌に3基、白石区の北郷公園に10基、豊平区の月寒公園には最も多い20基があります。
災害がどんな規模で、どんな形で来るか分かりません。
また、実際にまだ運用されていないので、すべてのケースに対応できるとは限りませんが、やはりトイレの問題は大切です。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年1月23日)の情報に基づきます。
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