2024.01.19
暮らす揺れが大きく、短時間で津波が到達した能登半島地震。
北海道でも、過去に同じような被害をもたらした地震が起きています。
1993年、奥尻島などを襲った「南西沖地震」です。
マグニチュード7.8、最大震度5。
最大29メートルに達する大津波と、その後の火災などで、死者・行方不明者はあわせて231人に上りました。
この時の津波も、2分から3分で到達していました。
奥尻町では、この地震を教訓にさまざまな対策を行いました。
●総延長約14キロ、高さ最大11メートルの防潮堤を整備
●避難路を42か所に整備
●港には漁業者が一時的に避難できる人工地盤
奥尻町では、今年5月に防災機能を備えた役場の新庁舎が完成します。
その一方で、他の防災施設は老朽化が進んでいます。
改修を検討しているそうですが、自治体だけの財政では厳しいとも話していました。
地震や津波はいつどこで起きるかわかりません。道内でも対策の強化が求められます。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年1月10日)の情報に基づきます。
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