2024.01.20

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「ちょっとお姉さんくらいのつもりで」ススキノの「夜回り」続けるワケ「助けて」を言えない人たちへ自ら働きかけるメッセージ

化粧品をきっかけにちょっとした雑談 「こちらから動く」メッセージ

「夜回り」をすることで、10~20代の女性たちに声をかけて、「困ったら頼ってほしい」というメッセージを届けます。

夜9時ごろから、大通公園にいた3人組の女性に声をかけました。

話す内容はちょっとした雑談。

袋の中の大量の化粧品を指さしながら明るい雰囲気で話しています。

化粧品は、寄付などで募ったもの。

会話のきっかけとなるよう広報カードと一緒に渡しています。

「私たちの気持ちなんてわかんないよ、って思われないように等身大の、ちょっとお姉さんくらいの自分で声をかけています。」

もちろん、こうしたことがすぐに具体的な相談や支援に結びつくことはなかなかありません。

さっき声をかけたばかりの少女が別の場所で警察に補導されていた…

狸小路を歩く気になる少女に話しかけたものの、結局年上の男性と消えていった…

目の前にいるのに、その手をつかみきることができなかったという苦い思いを経験することもこれまでにあったといいます。

それでも、支援を待つだけではなく、こちらから手を差し伸べる。

その思いで、地道に活動を続けています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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