2024.01.13
暮らす災害は時を選ばずにやってきます。
それがもし、北海道の真冬だったら…。
能登半島地震による石川県内の死者は200人以上にのぼっています。
多くの住民が、体育館などでの避難生活を余儀なくされている今…。
1月5日、札幌市は避難所の寒さ対策として、災害用に備蓄している約1万2000枚の寝袋を被災地へ送りました。
札幌市の地震被害想定では、冬の早朝に月寒断層を震源とする大地震が起きた場合、最大の死者数は4900人、このうち凍死者がおよそ4000人としています。
気候も不安定になり、寒さが一層厳しくなる今の季節。ひとりでも多くのひとが、災害を”じぶんごと化”して考えるきっかけに繋がりますように。
Sitakkeでは、【特集】秋冬の”じぶんごと”防災で、北海道で暮らす私たちの、こころと身体を守るための「防災の知恵」 を考えていきます。
災害支援活動を行っている日本赤十字北海道看護大学の根本昌宏教授は、冬の避難生活で大切になってくるのが「寒さ対策」だと言います。
私たちの記憶に新しい胆振東部地震。
あのときの生活が、冬になったら…そんな想像をしてほしいといいます。
根本教授らは、 毎年、“真冬の避難”を想定した演習を実施しています。
2023年1月には堀内大輝キャスターも参加して、「寒さ」の恐ろしさを実感しました。
冬に災害に見舞われ、自宅に残る「在宅避難」をする場合、気を付けなければいけないことがあります。
■先輩の目に涙が…新米自衛隊員だった私が東日本大震災で学んだこと|元自衛隊員が描く“こころの防災”#6