2023.12.29
深めるさて、紅炉一点雪さん。
「自分は男性を差別しているのでは」と悩み、「どうしたら恐怖を感じずに男性と付き合えるんだろう」と思いあぐねるあなたには、あたしからの、あたしなりという限界はあるかもしれないんだけれど、本気のお返事をお届けさせていただきますね。
まず、大前提。
あなたの抱いてしまう気持ち、男性に対してとってしまうリアクション。
それは、あたしが思うに、決して差別ではありません。差別というのは、単なる反応ではなく、明確な暴力です。
「ミサンドリー」という言葉があります。
「男性嫌悪」と訳されるこの語、ときに男性恐怖症と同じ意味で使われている場面も目にしますが、その内実は「男性に対する嫌悪感から、男性を蔑視し攻撃すること」。差別的な暴力"行為"を指して使われる単語です。
紅炉一点雪さんが、例えばSNSなどに「あたし、男性って嫌いなのよね」とはっきり書き(なんだか魔女宅の「ニシンのパイ」みたいな書き方になっちゃったわね……)、自ら意図的に発信してしまったなら、それは差別。ミサンドリーでしょう(「LGBTQは苦手」とか、言わなくていいことをあえて言うのも、これと似た差別の事例です)。
ですが、あなたの場合は違う。
男性からの過去の攻撃が起因となって、こころが望まぬ"反応"をするようになってしまっているだけ。
しかも、その反応のあり方に違和感を抱き、胸の内にとどめながらも、今苦しんでいる。
むしろ、紅炉一点雪さんのパターンは、あなたがこれまで受けた差別的"行為"の結果なのかもしれない。その点では、あなたも差別の被害者なんじゃないかと、あたしは思います。
だから、まず紅炉一点雪さんには、自分のやっていることは差別じゃないんだと安心してほしい。そしてその上で、++自分がこれまで受けた傷を癒すことに、ぜひ注力してもらいたい**。
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