乾燥して寒い冬に起こりやすい“粉吹き肌”。スキンケアをしているはずなのに夕方には粉を吹いたり、メイクをすると粉っぽく見えたりと、頭を悩ませてはいませんか? そこで今回は、年間300アイテム以上を試す空知地方在住・美容ライターの筆者が、粉吹き肌の原因とメイクやスキンケアでの解決方法をSTEP別に紹介します。
粉吹き肌の主な原因は“乾燥”です。とくに冬は、気温も湿度も低いことで汗や皮脂の分泌量が減少しがち。肌内部の水分が空気中に蒸発しやすい状態であるにもかかわらず、肌の水分蒸発を防ぐ天然の保護膜である皮脂膜が作られにくくなるため、乾燥肌ではなくても乾燥を感じやすい季節となります。
肌が乾燥すると、角層のターンオーバーがスムーズに行われにくくなり、肌表面に不要な角層がたまりやすくなります。その状態で肌をかいたり衣類がこすれたりすると、角層がめくれて白い粉を吹いたように見える“粉吹き”状態になってしまうのです。
保湿スキンケアをしっかり行ったあと、保湿成分が配合された化粧下地を塗り、肌の乾燥やメイク崩れを防ぎます。
次に塗るファンデーションが崩れてしまわないように、薄く仕上げるのがポイント。ツヤのある仕上がりのものを選ぶと、かさつきや粉吹きが目立ちにくくなるのでおすすめです。
リキッドやクリーム、エマルジョンタイプのファンデーションを薄く塗り、スポンジでなじませます。
ファンデーションは外部刺激から肌を守る役割があるので、乾燥しているときこそ使用したいアイテム。だた、ルースタイプやパウダータイプのものは、時間の経過とともに肌の水分や皮脂を吸着してしまい、粉っぽく見える可能性があるので、乾燥シーズンは使わない方が無難です。
最後にスポンジでなじませると、ファンデーションの密着力を高めながら余分な量を吸い取ることができるので、より薄膜で仕上げられますよ。化粧下地と同じく、ツヤのある仕上がりのものを選ぶと、粉吹き状態でもなめらかに見せられます。