2023.11.19

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【人気店】オール地元産!名物メニューでマチと歩む老舗も…「閉店」よぎるオーナーが模索する事業承継

マチとともに歩む老舗の後継者探しのイマ

10月24日、日本政策金融公庫などが、地域で長年愛されてきた企業と、その後継者をマッチングするオンラインイベントを開きました。

この日は、飲食店とスーパー、合わせて4社が会場に。

事業承継に関心を持つ、およそ170人がオンラインで参加しました。

事業者は自らの言葉で、店の魅力を語ります。

1934年創業、えりも岬周辺で唯一のスーパー「丸忠鈴木商店」を営んできた、鈴木隆人さん。

地元にとって、欠かせない店であることを訴えました。

白糠町の人気レストラン「はまなす」のオーナーシェフの谷口さんもこの場に参加。

「季節ごとに、色々な食材が厨房に入ってくる。どうやって料理しようかなと考えるのもめちゃくちゃ楽しい」と懸命に店をアピールしました。

白糠町「はまなす」の谷口オーナーシェフ

谷口さんが店を残したい思いは、店の名前にもありました。

白糠町は海沿いのマチ。夏になるとハマナスがたくさん咲きます。

谷口さんは「何でもないような、よくある花だけど、はまなすはみんなに愛されていたので。みんなに気軽に愛される、はまなすのように愛される店になってほしいという願いで父と母がつけました」と振り返ります。

その名の通り愛された店は、およそ60年の歴史を刻んできました。

地元食材を多く使い、マチとともに歩んできたお店。

谷口さんは「白糠を一緒に食で盛り上げていってくれるような方を望んでいる」と希望を託しました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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