2023.11.19
深める自分のお気に入りの店が閉店する、と聞いてどう感じますか?
地域に根付いた人気店を残したい…「事業承継」の今を取材しました。
連載「じぶんごとニュース」
北海道東部の白糠町で、町民にも観光客にも人気の「レストランはまなす」。
130種類あるメニューは、白糠町をPRしようと、地元の食材をふんだんに使っています。
そのひとつが、「オールしらぬかミルフィーユ」。
白糠産のラム肉とエゾシカ肉の2枚のハンバーグで、白糠酪恵舎(しらぬか・らくけいしゃ)のモッツアレラチーズを挟んだ、ぜい沢な一皿です。
濃厚なチーズが、肉のうま味をぐっと引き上げてくれます。
親子2代で、およそ60年続けてきた店ですが、オーナーシェフの谷口さんは、来年、自身が70歳になるのをきっかけに、店を閉めようと考えていました。
しかし、地元の常連客たちからの「寂しい」の声を受け、一念発起。
「最後の頑張りで、元気なうちに後継者も考えて探してみよう」
「事業承継」に乗り出すことを決めました。
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