2023.11.04

暮らす

新人若手の「佐藤さん」と、世界最高峰の経験を持つ「佐藤さん」。2人が織りなす、北海道ボールパークFビレッジ“魅惑”のガーデン

そんなFビレッジガーデンの未来を描く朱理さんを、もう一人の「佐藤さん」、未季さんはどう見ているのでしょうか。

10月、来シーズンに向けて、ガーデンボランティアの子どもたちと球根を植える朱理さん

草花も コミュニティも 人も育つ Fビレッジガーデン

「朱理さんは、ボランティアさんの前で挨拶したりするのも、最初はすごくぎこちなかったんですけど、どんどん、堂々と挨拶したり、ガーデンの良さをアピールできるようになって、『次はこんなことをしようと思います』って、提案もしてくれるんです。ボランティアさんとも、距離感だったり、コミュニケーションもヘッドガーデナーのように積極的に図っていて。彼女の担っている仕事っていうのはヘッドガーデナー(※)の仕事だと思うんですよね。

まだサポートは必要だけど、一般のガーデナーさんの仕事というよりは、それをまとめて指示を出す仕事をしている。どんどんすごいチャンスを与えられて、素直で頑張る子だからこんなに速いスピードでヘッドガーデナーに成長していくんだなと思って、彼女の努力と頑張りと吸収力はすごいな、って思って見ていました」

(※ヘッドガーデナー:深い植物と園芸の知識をもって、ガーデンデザイナーと協力しながら、ガーデナーチームやボランティアスタッフを監督するひと。その仕事はガーデン施設の管理にとどまらず、その魅力を外部へ発信する役割も担う)

ガーデナーの仕事は力仕事も多い そんな作業も朱理さんは先頭に立つ

2人の「佐藤さん」 を中心に育まれてきたFビレッジガーデン、運営会社の担当者もこの1年間に高い評価をしています。

「ここがガーデンじゃなかったら、このエリアの雰囲気はどういう感じだったのかなと思います。どのガーデンにしても、人が通る場所ではあるけど今ほど華やかじゃないし、ただ通るだけの場所になっていたと思います。

会話の場や、心が和む場としての役割を、ガーデンが与えてくれているし、そこにみんなが関わっていただいて、これだけ綺麗にしていただいている。花が好きな人は見ますけど、花に興味がなくても目が行くようなガーデンになって本当に良かったと思います」
(ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 事業統轄本部 企画統括部 地域連携・アカデミー部 柳下堅志さん)

Fビレッジガーデンの一つ 「水辺のガーデン」©H.N.F.

風が強い厳しい環境にも関わらず、この1年間で未季さんが驚くほどの成長を見せたFビレッジガーデン。朱理さん、スタッフ、ガーデンサポーターの愛情、そして訪れる人の視線がその成長を促してくれたのかもしれません。

今でも魅力的なFビレッジガーデンですが、実はFビレッジのようなナチュラリスティック・ガーデンは、あと数年すると草花が成長し、より魅力が高まっていきます。

来年の春には、チューリップやスイセンが花を咲かせ、また新たな1年が始まります。ファイターズ観戦のついででも、Fビレッジを楽しむ中でもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

“2人の「佐藤さん」”

左:佐藤朱理さん
本別町出身。子どものころからの夢だった花に関わる仕事をするため高校卒業後、札幌の専門学校で園芸を学び、インターンを経て2022年4月にサンガーデン(恵庭)に入社。工事部所属、2年目。

右:佐藤未季さん
幕別町出身。未季庭園設計事務所(幕別町)ガーデンデザイナー。大学卒業後、イギリスで造園とガーデンデザインを学ぶ。帰国後、あさひかわ北彩都ガーデン十勝ヒルズ(幕別町)を設計、チェルシー・フラワーショー2019「漢方の庭」で柏倉一統さん(キノ花園計画)と金賞受賞。花の拠点「はなふる」(恵庭)では柏倉さんと「大きなカステラが焼けるお庭」を設計。

***

取材・文:HBCスポーツ部・にゃま
編集:Sitakke編集部・ナベ子

関連動画:北海道ボールパークFビレッジ~沢や緑の豊かな自然感じる「野球だけじゃない場所」へのこだわり

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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