2023.10.31

暮らす

「どうしよう...?」災害中に“生理”が始まってしまったら|元自衛隊員が描く“こころの防災”#3

あとがき

海上自衛隊に入隊1年目だった当時の私。
東日本大震災での災害派遣は私にとって、初めての「緊急事態」で、いつ終わるかわからないものでした。
地震が発生してから、派遣されるまでの直前の買い出しは、ほとんど時間がなく、生理用品については「もっと事前に準備しておけば…」と後悔することもありました。

私が自衛隊にいた頃は、職場の上官がほぼ男性だったこともあり、災害時における生理用品の重要性について、主張する機会を設けることがあまりできませんでした。きっと、災害にあわれた女性も、男性の自衛官には相談がしにくかったのではないでしょうか。

女性ならではのデリケートな問題。忘れないでいてほしいことは、災害中だって、生理はやってくるということ。
ナプキンやタンポンなどは、普段使っているものと支給されるものでは、使用感に違いがある場合が多く、なかには不快感を感じる人もいると思います。

災害時に備え、普段から信頼して使っている生理用品を用意しておくこと。
ただでさえ、なにかとストレスが多い避難所での生活。少しでも安らかな心を保つためにも、読者の皆さんには、ぜひそんな”心構え”をおすすめします。

***

漫画:ヤマモトクミコ
北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。

Instagram: @studio.kimi_cony
X: @kumiko_illust

編集:Sitakke編集部 ナベ子

【参考】イラスト作成時の写真資料として
海上自衛隊ホームページ

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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