2023.10.27
深める山口さんは、2022年に特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)の飲酒運転防止インストラクター、依存症予防教育アドバイザーなどの資格を取得しました。
23年3月には、会社を設立し、飲酒問題に悩む人たちをサポートする活動をしています。
そして今は、酒がなくてもすごく幸せだと語ります。
「お酒を飲んでいるときよりも楽しいし、すごく幸せ。以前はお酒を取り上げたら自分がいなくなると思ったんだけど、全然いなくならないし、新しい自分が見えてきた」
「お酒を飲まないということを決めたんです。そうしないと、いつか自分が死んでしまうし、私は人を殺してしまうかもしれないっていう経験をしてるんです」
山口さんは、アルコール依存症は完治しないと医師に言われたとして、この病気と一生付き合っていくことを決めています。
「依存症になったからといって人生が終わるわけではなくて、私は依存症になったおかげで、次の人生が始まった。自分が変わっていくしかないんですよね、過去と他人は変えられないんです。変えられるのは自分と未来なんですよ」
山口さんは、依存症にならないためのスキルとして、まず自分自身のことを好きになって、自分と向き合って会話する、自分のことを知ることが大切と呼びかけています。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は取材時(2023年10月14日)の情報に基づきます。
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