2023.12.19
暮らす元占い師、マスコミ関係者、主婦、建築士…職業も年代も異なる四人の女性。
なにやらとっても楽しそうな雰囲気ですが、彼女たちの正体は…?
「実は私たち…”防災女子”なんです!」
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Sitakkeでは、女性目線からみた「防災」をテーマにした新連載をスタート!
第1回目となる今回は、この企画のアドバイザーを務める「チームくしろ防災女子」のみなさんに集まっていただきました!
釧路を拠点に、子どもや女性に向けた防災情報を発信する、”女子たち”の活動からヒントをもらいます。
——チームくしろ防災女子(以下、「くしろ防災女子」)のみなさん、どうぞよろしくお願いいたします!
<全員>よろしくお願いしま〜す!!
左から、チームの代表を務める、金子ゆかりさん(50代)、古川昌代さん(60代)、高橋弥久さん(50代)、二色朋恵さん(50代)です。
——まずはメンバー紹介と、活動を始めたきっかけを教えてください!
<金子さん>
現在の中心メンバーは6名で、今日は4人が集まりました!私は「くしろ防災女子」の代表を務める金子です。普段は建築士をしています。
もともと、建築士会のイベントで、防災に関する勉強会などはしていたのですが、「くしろ防災女子」が結成したのは、この人!(古川さんを指さして)私の隣にいる古川さんがきっかけです。
<古川さん>
ことの始まりは、一冊の本でした。金子さんとは釧路市の集まりで、たまたま知り合い、そこから私たちの間で、お互いに読んだ本を回し読みするのが流行っていたんです。そこで、金子さんから借りて、衝撃を受けたのが…東日本大震災を題材にした「女たちの避難所(新潮文庫)」という小説でした。
<古川さん>
震災によって、避難所生活を余儀なくされた女性たちをテーマにした小説です。本来なら、安心して過ごせるはずの避難所で、女性たちが、女性ならではの様々な苦労をしているようすが描かれていました。
フィクションが中心のお話ではありますが「自分たちの身にも起こることかもしれない、これはなんとかしなくちゃ!」 と思ったんです。
それで、金子さんに「この本は、読んで終わりにしちゃダメよ!」って持ちかけて、女性のための防災に関する行動を起こすことにしたんです。
<金子さん>
古川さんに“火がついた”のがすべての始まりで、私は乗っかったカタチです(笑)。