今週も 「北海道3大かわいい動物プロジェクト」 に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年9月11日〜15日ピックアップ分)
暑かったんでしょうね?
ことし生まれたばかりの子モモちゃん、巣穴から顔を出したまま寝落ちしちゃったようなのですが、そこに「ラッキーチャンス!」とばかりにやって来たのは〝蚊〟でした。
毛の薄い、鼻のあたりを狙って、チュウチュウと血を吸っているようです。
見ているだけで、かゆそうな感じがしてきます。
@junsei_g さんは、筋金入りの〝エゾモモンガ好き〟で、こんなコメントを書いていらっしゃいます。
「モモンガを刺した蚊には、刺した直後に僕のことも吸ってくれと頼みましたが思い届かず行方不明に…」
かなり〝重症〟の「エゾモモ推し」ですねー(笑)
キャプションに「初めての紅葉を見るチビエナガ」とありました。森を歩いていると、所々でわずかに紅葉している枝を見かけるようになりましたね。朝や夜は、ちょっと寒いなーと感じることも多くなりました。
〝チビエナガ〟ちゃんも、黒っぽかった目のまわりが、すっかりと白くなって、もうオトナと見分けがつきにくくなってきました。
もうすぐ〝雪の妖精〟デビュー、ですね。
大雪山では、ウラシマツツジが赤く染まり始め、〝日本一早い紅葉〟が、今年も高い山から平野へと降りてくるカウントダウンを始めたようです。
〝かわいい〟と言うと叱られてしまいそうな、凜とした神々しさ…。
シマフクロウの〝シマ〟は「島」をあらわし、文字通り「北海道のフクロウ」という名前を持った鳥。
アイヌ語では、「コタンコロカムイ」と呼ばれ、〝村を守る神〟として、敬われてきました。
大きな木の樹洞に暮らし、おもに川や沼などで魚を捕らえて生きていますが、大きな木が少なくなり、さらにダムによって、のぼってくる魚が少なくなってしまったなどの理由で数が減ってしまい、北海道には、およそ100つがい、200羽以上ほどしかいないと言われています。
絶滅のおそれが最も高い絶滅危惧ⅠA類に指定され、手厚い保護活動が行われています。
環境省がことし行った調査では、合計47羽のヒナに、足環を装着したとのこと。
過去最多だった、昨年度の41羽からさらに増えて、2年連続で記録更新したのだそうです。
キラキラッと光った瞳、パンパンにふくらんだほっぺた、そしてちょこんと胸の前にそろえられたお手々!
いずれも、もう、どうしようもないくらいかわいくって、悩むことなく選ばせていただいた1枚です。
胸の前で手を合わせるような姿は、エゾシマリスだけでなく、エゾモモンガやエゾヤチネズミなどでも共通するポーズ、これがかわいいんですよねー。
エゾシマリスもエゾモモンガもエゾヤチネズミも、同じ〝げっ歯目〟という分類に属していて、ざっくり言うと〝ネズミの仲間〟です。
実はこの〝げっ歯目〟ですが、南極以外のすべての大陸で暮らしていて、生きているほ乳類の42パーセントに及ぶ、〝最大派閥〟なのです。
カメラに気がついて、「なに?撮ってんのー?」といわんばかりなキュートな笑顔を見せてくれました。
食べている真っ赤な実は、ハマナスの実でしょうか? ハマナスの実を食べているエゾシマリスの姿を見るのは、私は初めて。
ハマナスはバラの仲間ですので、実はローズヒップと呼ばれ、ビタミンCを豊富に含んで、ハーブティー、ジャム、スキンケアオイルの材料になり、美肌を保つ働きや、免疫機能を高めるとも聞きました。
子どもの頃、ハマナスの実を食べたことがありますが、種のまわりがわずかに甘みを感じたものの、かなり酸っぱくて、後悔した記憶があります。
ことしの夏、桑の実を食べるリスたちをじっと見ていたら、ちゃんと熟した、黒い実をばかりを選んで食べていて、感心させられます。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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