2023.09.06

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「あっという間の5年間」それでもまだ必要な「時間」…町長が語る復興の現在地【胆振東部地震5年/厚真町】

北海道胆振東部地震から5年です。

土砂崩れなどで37人が亡くなった厚真町。

宮坂尚市朗町長が、8月29日、会見を開き、復興の現在地を語りました。

連載「じぶんごとニュース(https://sitakke.jp/tag/91/)」

「復旧期から復興期への移行を目指していた私たちにとって、あっという間の5年間だった」

こう振り返る宮坂町長。

厚真町・宮坂尚市朗町長

2018年9月6日に発生した地震で、厚真町は道内で初めてとなる震度7の揺れを観測。

地震発生当時の厚真町吉野地区(2018年9月)

大規模な土砂崩れなどで37人が犠牲になりました。

地震発生当時(2018年9月)

「森林再生、宅地耐震化、心のケア。ここには相当の時間を要する」と話す町長。

土砂が流れ込んだ農地の復旧工事は、今年度中に終わる見込みですが、住宅地は、地滑り対策などの耐震化工事にあと4年ほどかかる見通しです。

今もさまざまな工事が続く

「住民の生活を乱さないように、丁寧な発注施工を進めていく」と決意を話し、そのためにも時間が必要だと力をこめました。

災害公営住宅の一部では、雨漏りなどのトラブルが複数起きているため、早急に修繕するとしています。

胆振東部地震から5年。道内各地の今や、これからの防災に関する情報は、Sitakkeの特集「秋冬のじぶんごと防災」でお伝えしています。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年8月29日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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