2023.09.01

暮らす

【9/1は防災の日】子どもが非常食を食べない!?もしものときに備えたい食品の備蓄収納のコツ

地震、台風、洪水など……自然災害の多い日本。非常用の持ち出し袋はもちろん、在宅避難となった場合には、子どもとおうちで過ごすための備えが必要です。そこで今回は、帯広在住で防災備蓄収納2級プランナー兼整理収納アドバイザーの資格を持つ筆者が、子どもがいる家庭の備蓄と収納のコツを3つお伝えします。

コツ1:食べ慣れたものを備蓄する

子どもの味覚センサーは大人の3倍ともいわれます。食べ慣れていないものに対しては、特にセンサーが敏感に。よかれと思って用意した非常食も、「味が好きじゃない」「おいしくない」といざというときに食べられないのでは意味がありません。

ローリングストック&試食をしよう!

普段よく食べるもので常温保存が可能な食品は、“いつもの量+α”を意識して購入しておきましょう。このように、少し多めに買い置きして、消費した分を買い足すことを「ローリングストック」と呼びます。

“いつもの味”は、安心材料になります。また、子どもが好きなキャラクターのお菓子が用意してあると、いい気分転換になりますよ。

まだ食べたことのない非常食がある場合は、事前に試食をしておくのがオススメです。「味は?」「食べやすさは?」「噛みごたえは?」非常時に活躍してくれるモノかどうか、吟味しておきましょう。

コツ2:「すぐ出せる」「中身がわかる」収納を目指す

普段使わないからといって、備蓄している食品を棚の奥や押入れの天袋などに収納してしまうと、期限切れに気づかなかったり、必要なときに取り出せず困ったりすることも。

先に収納場所を決めて、スペース確保!

「備蓄品を置くスペースがなくて……」という話をよく聞きますが、こればかりは「ここに収納する!」と心に決めてスペースを確保するしかありません。これを機に、今あるモノを見直して、不用品は手放しましょう。

非常食を収納する場合は、“中身”と“期限”を明確にしておくことが大事です。
・中身が見える透明のケースを使う。
・不透明な場合は外側にラベリングをする。
・期限が見えるように向きをそろえる。
・期限の短いモノを手前に収納する。
など、使うときのシチュエーションをイメージして収めるのがポイントです。

コツ3:在宅避難を疑似体験する

誰だって初めてのことは緊張するし、不安でいっぱいですよね。特に、人生経験の浅い子どもにとっては、心身ともに大きなストレスになります。

おうちキャンプで防災を身近に!

「わからない」「知らない」そんな不安を打ち消すには、実際に体験をするのが1番。「もし、電気が使えなかったら?」「もし、水道が使えなかったら?」いろいろな“もし”を想定して、1日過ごしてみましょう。
前述した非常食の味や収納の方法を、このタイミングでチェック! 在宅避難を擬似体験することで、「なにを用意すべきか」「どのように収納すべきか」がより明確になりますし、子どもの経験値がグンと上がりますよ。

まとめ

災害時、非日常の暮らしに癒しを与えてくれるのが“食事”です。もしものときでもおいしく、楽しく食べられるように、今準備できることはしておきたいですね。9月の防災月間に、食品の備蓄と収納について見直してみてはいかがでしょうか。

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文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
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【ライター:はせがわあかね PROFILE】
美幌町出身、帯広市在住のインテリア好きな整理収納アドバイザーで現役作業療法士。子ども2人と夫、わんこ2匹と暮らす。シンプルな生き方に憧れて資格を取得し「片づけクリエイター」として暮らしに役立つ情報を発信しながら、イラストやモノ作りなどクリエイティブな活動を行っている。

【画像】node / PIXTA(ピクスタ)、筆者自宅

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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