2023.04.28

食べる

【北見・4月オープン】約20センチのタワーの正体は⁈老舗が開いた「生ひやむぎ」の専門店

全国でもかなり珍しいという「生ひやむぎ」の専門店が、4月12日、北見にオープンしました。

「原点」とも言える商品を、老舗の製麺所が復活させた思いとは?

つやつやに輝く麺は、もちもち・しこしこで、風味が格別!
「生ひやむぎ」です。

「どうしても乾麺のひやむぎが主流なので、食べたお客さんは最初の印象がすごく驚く」
そう話すのは、北見の津村製麺所を運営する「ツムラ」の津村健太社長です。

創業74年を迎えた、津村製麺所。
4月12日、工場に併設された店舗「TUMUGU Labo」を、「生ひやむぎ」の専門店としてリニューアルオープンさせました。

うどんやそば、ラーメン、パスタ…。
数ある麺料理のなかで、なぜ今、「生ひやむぎ」なのでしょうか?

津村社長は、「先々代の頃まで作っていたようだけど、入社したときにはなくて、長い間商品として存在していなかった」と話します。

2代目の祖父が生み出した「生ひやむぎ」は、ほかの麺の人気に押され、1960年代に一時、姿を消したといいます。

復活には、あるきっかけがありました。

2007年、祖母の遺品整理で出てきた1枚の写真。
看板商品だった「ひやむぎ」の文字を見た現在の代表は、「原点」とも言える商品の復活を誓いました。

翌年、製造が再開された「生ひやむぎ」は、オホーツク産の小麦を使い、「ここでしか食べられない味」にこだわりました。

さらに今年、伝統と美味しさを究めるため、店舗でこれまで提供していた「うどん」をやめて、全国でも珍しいという「生ひやむぎ専門店」に生まれ変わったのです。

津村社長は、「どうしてもこだわりというか…ひやむぎを多くの方に知ってもらいたい」と話します。

12日から登場したのは、北見の名産、タマネギの天ぷらが20センチほど積みあがった新メニューです。

「北見たまねぎのてっぺんひやむぎ」(1100円)

訪れていた客は、
「もちもちとしていて、甘みもある、深みもある感じ」
「家で食べるのと生は違う感じがします、タマネギも甘くておいしい」
と話していました。

津村社長は、「ぜひ北見に来て、ひやむぎがごちそうに代わるような体験をしてもらいたい」と話していました。

店は今後も、地元オホーツク産の食材とのコラボを研究し、「生ひやむぎ」の魅力をさらに広めていきたいとしています。

***
TUMUGU Labo
・北見市豊地26-26
・営業:午前10時~午後4時 (食事提供/午前11時〜午後2時)
・定休: 土曜・日曜・祝日

文:HBC報道部
編集: Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年4月12日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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