2023.04.22
SitakkeTV木の根元に、動くものが…。あ、ヒグマです!
腕を伸ばしたり、枝をかじったり…。くつろいでいるように見えます。
目の前に、ハンターがいるのに…。
連載「クマさん、ここまでよ」
3月、札幌市南区の果樹園の近く。
クマは目撃されてから、およそ3時間半、この場にとどまっていました。
どうしたら、クマが住宅地に近づくのを防げるのか?
そのクマが来た「理由」に注目します。
この木の近くからは、「シカの死がい」が見つかりました。
札幌市によると、「埋められたような跡もあったので、おそらくシカに執着して出てきたのではないか」ということです。
一度、味を覚えたクマ…。
シカの死がいは撤去しましたが、カメラには、午後にもクマの姿が映りました。
翌日以降は、しばらく姿を現しませんでしたが、4月7日の午後8時半ごろ、同じ場所でカメラにクマが映りました。
その後、連日白川でクマの目撃が相次ぎます。
4月21日、午後3時半ごろ。
市が設置したカメラに、クマ1頭が映りました。
1頭のクマ。奥にはキツネの姿も見えます。
市はハンターとともに警戒しましたが、クマは山へ戻らずとどまっていました。
人が多くいても逃げる様子を見せないことから、札幌市は駆除を決定。
そして午後5時半ごろに、クマを駆除しました。
体長は1メートルほどで、2~3歳のオスだとみられるということです。
札幌市は、3月から繰り返し出没していたクマだとみています。
目撃現場近くには果樹園が点在していますが、人や農作物の被害は、ありませんでした。
道東では、人身事故も起きています。
4月1日、道東の厚岸町で、2匹の犬を連れて散歩していた37歳の女性が、突然クマに襲われ、重傷を負いました。
クマを引き寄せないために、できることは?それでも、もし出会ったら?
クマと人が、共存するためには、どうしたらいいのか。
HBCでは、クマとの“いい距離の保ち方”を考えるサイト「クマここ」をオープンしました。
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クマとの”いい距離の保ち方”を考えるサイト「クマここ」
連載「クマさん、ここまでよ」