政府が輸入した小麦を製粉会社などに売り渡す価格が、4月から、5.8%値上げされることが発表されました。
店頭の小麦粉も高くなる事が予想されます。
そんな中、注目されているのが、お米で作る粉「米粉」です。
以前は大きかった小麦との価格差が縮まったことで、料理に使う人が増えています。
人気上昇中の「米粉」を調査しました。
日本最大の料理レシピサービス「クックパッド」は、今年の「食トレンド予測」に「米粉」を選びました。
クックパッド広報部・武田春香さんは、「真っ先に選んだのが“物価高”と“代替食品”。2つのキーワードが重なる米粉を選んだ。輸入小麦の価格がどんどんどんどん高騰しているので、米を使った米粉を小麦粉の代替品として使うというのがブームになり、その後も定着していくのではないかというふうに我々は考えています」と話します。
農水省によると、「米粉」用の米の需要は年々伸び、昨年度は4.1万トンと、5年前のおよそ1.8倍に!
家庭にも米粉が広がっています。
5年ほど前から、シチューやグラタンなどに週5日は「米粉」を使っている、札幌の若山さん一家。
この日のメニューは「米粉」を使った天ぷら。
まずは米粉に卵や水を混ぜて、衣を作ります。
米粉は「サラっとしていて“ダマ”になりにくく、とても扱いやすい」といいます。
子どもたちがキッチンを覗き込み、「あー!おいしそう!」「うまそう」と声を上げます。
子どもたちも大好き!
プリプリのエビに、ちくわ、野菜などを次々と揚げていきます。
「いただきます!」
その出来栄えは?
長男は、「うんうん、おいしい!マイタケはプリプリしていて、衣がパリパリしているからおいしい」と話します。
まるでお米を揚げたようなパリパリ食感は、「米粉」ならでは。
そして、衣の油の吸収率は、米粉を使うと、小麦粉の半分程度に抑えられます。農水省によると、油の吸収率は米粉が21%、小麦粉が38%だということです。
お父さんも、「この年になってくると胃もたれしてきますけど米粉だったら、そういうのがなく、食べられるのでいいと思います」と話していました。
さらに、行列のできる「米粉を使ったスイーツ」の店が札幌にありました。
後編の記事でお伝えします。
→【札幌・円山/外はカリッと、中はトロッと♡開店前から行列のできる「米粉のカヌレ」】
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年3月18日)の情報に基づきます。
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