2023.03.24

出かける

【道南】二股らぢうむ温泉(長万部町)|秘湯・名湯を訪ねて

人里離れた山奥の宿や知る人ぞ知る隠れ湯。
心と体を癒してきた歴史ある湯治場…
日々の喧騒を忘れ非日常の世界に浸りたい。

函館を楽しむライフスタイルマガジン・ハコラク編集部から
を厳選した記事をお届けします。

【道南】知内温泉(知内町)|秘湯・名湯を訪ねて

長万部町:二股らぢうむ温泉

世界でも珍しい巨大な石灰華ドームを間近に望む明治時代から人々が憩う山間の湯治宿

「石灰華ドーム」の足元に位置する混浴の露天風呂。同温泉の石灰華は、二股川上流の川底まで長さ約400m、幅約200m堆積しているとされ、高さは最大25mに及ぶ。

JR長万部駅から車で約30分。明治初期に発見されたとされる「二股らぢうむ温泉」は、
細胞の活性化や血行の促進など、さまざまな健康効果が期待される放射性物質の一種、
ラジウム成分を微量に含む温泉が湧く、源泉かけ流しの湯治宿。古くから療養を目的に人々が集う。

者の大半は1週間から1カ月滞在する長期宿泊者で、何十年も通う日帰り入浴客も多く、
施設スタッフの家庭的なもてなしも相まって、観光旅館とは趣きの異なる穏やかな雰囲気。

露天風呂から間近に望む黄土色の大岩は、温泉水に含まれる炭酸カルシウムが長い年月をかけ沈殿、
堆積した「石灰華ドーム」と呼ばれるもので、世界でもアメリカのイエローストーン国立公園の
マンモス温泉群とここでしか見られず、1965年に北海道の天然記念物にも指定されています。

女性専用

露天風呂

内風呂

浴室にはカランやシャワーは無く、温泉の成分が損なわれないよう、
内風呂以外での石鹸やシャンプーの使用は禁止されています。

大浴場に隣接する混浴のプールは水深150㎝。ビート板などが用意されており、水着を着用して入ることもできる。

雄大な自然の力に圧倒されながら、白い湯花が咲くにごり湯にゆっくりと浸かれば、
人里離れた山奥にありながらも全国から人が訪れ、平日もにぎわう理由が実感できます。

家でも楽しめる「湯の華」(800g3,300円~)

■二股らぢうむ温泉
長万部町大峯32
☎01377‐2‐4383
無休 P有り 
日帰り入浴/7:00~18:00
※季節により変動するため要確認 
大人(中学生以上)1,100円、
子供(小学生)500円、幼児無料
函館新聞デジタル
※掲載の内容は2023年1月の取材時点によるものです。
 最新の情報は各店舗にお問い合わせください。

【道南】元湯神泉館にこりの湯(森町)|秘湯・名湯を訪ねて

ハコラク

ハコラクマガジンでは、20代から50代の男女をターゲットに毎回異なる切り口で特集を企画。 グルメ、ビューティー、レジャー、ヘルスケア情報を中心に、より日常を楽しむためのライフスタイルを提案しています。

https://hako-raku.jp/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • twitter