定山渓温泉といえば、北海道の奥座敷として多くの温泉旅館やホテルが立ち並ぶ道内屈指の観光地。その温泉街の一角に、ひときわお洒落な雰囲気が漂うベーカリーカフェがあります。その名も、「エクスクラメーションベーカリー」。連日行列ができるほど人気のこのベーカリーカフェの魅力を、札幌在住の筆者がご紹介します。
ベーカリーカフェ「エクスクラメーションベーカリー」は2021年4月、定山渓温泉の“山ノ風マチ”エリアにオープン。“山ノ風マチ”エリアとは、ジェラート&ピッツァ店や洋菓子店など個性豊かなお店が集まる定山渓の新たな複合商業施設スポット。原生林に囲まれた穏やかな空気感、各施設を繋いだ木道を渡るワクワク感に惹かれ、筆者もさっそく訪問!
お店の中に入る前に、まずは「エクスクラメーションベーカリー」の注目すべき特徴をご紹介しましょう。それは、足湯があるベーカリーカフェだということ。お店のすぐ目の前に源泉かけ流しの足湯スペースがあり、パンの購入前や、購入したパンを食べながら自由に利用することができます(タオルは持参しましょう)。
温かいお湯にゆったり浸かりながら、ぼんやりと原生林や空を眺めたり、行き交う人々の笑い声を聞いたりしていると、なんだか心まで温かくなりました。
「心にちいさな“!”が生まれるようなパンづくりを」という想いがお店の名前にも込められている「エクスクラメーションベーカリー」。マーガリンやショートニング不使用のからだにやさしいパンがずらりと並んでいるのですが、その陳列の仕方もグッとくるお洒落さ。
デニッシュやキッシュだけでもバリエーションがとても豊富で、トッピングされている惣菜もすべて手作りなんだそう。『サーモンと豆乳味噌』、『桜海老とアスパラ』など、それぞれ食材の組み合わせのセンスにまた感激! パン1つ1つが「北海道にはこういう素敵な食材があるよ!」「今、この野菜・くだものが旬だよ」と語りかけてくるようで、どれを買おうか候補を絞るのが大変なくらいです。
「エクスクラメーションベーカリー」店内のイートインスペースは、ボックス席やカウンター席を含め計30席。和の雰囲気を感じつつも、モダンでちょっとした遊びゴコロを感じさせる内装になっています。
たとえばこちらは、1階にあるブランコ式のボックス席。景色を眺めながらパンを頬張り、ブランコでゆらゆら……最高のひととき!
2階のカウンター席には電源設備があり、Wi-Fiも完備。フルーツや野菜を使った自家製デトックスウォーターを自由に楽しめたりと、つい長居したくなる居心地良い空間が広がっています。
友人同士や家族で来ても、カップル・夫婦で来ても、おひとり様でも、それぞれの幸せな過ごし方ができるベーカリーカフェ、それが「エクスクラメーションベーカリー」です。
地元である札幌の方や道民にとって定山渓温泉は身近な温泉地ではありますが、昔ながらの個人店や土産店が多い街という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。そのような従来のイメージをアップデートしながら、定山渓温泉に新しい風を吹き込んでいるのがこの「エクスクラメーションベーカリー」や“山ノ風マチ”エリアのお店たちなのでは、と感じました。
あなたもぜひ、次の休日は絶品パンを目指して定山渓温泉に出かけてみては?
エクスクラメーションベーカリー
■住所:北海道札幌市南区定山渓温泉西2-1 山ノ風マチエリア
■電話番号:011-252-7710
■営業時間:10:00~17:00
■定休日:水曜日
■駐車場:お店の向かいにあり
※掲載の内容は取材時点(2023年1月)の情報に基づきます。最新の情報はお店にお問い合わせください。
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文:haruka
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【ライター:haruka PROFILE】
旭川出身・札幌在住のWEBライター。旅行会社に就職するほど、旅やお出かけが大好き!コロナ禍をきっかけに、「自分も周りも大切にできる旅とは?」と少し意識の変化も。小さい子どもと快適に旅するアイデアも日々考案中。
【画像】筆者撮影(許諾済み)