2023.01.19

暮らす

亡くなった8人には共通点が…「雪」の事故から命を守るために、気を付けたいこと

道内では、この冬、除雪中に屋根やはしごから転落したり、落雪に巻き込まれたりして死亡する事故が相次いでいます。

亡くなった8人には、共通点がありました。

雪にまつわる事故、気を付けたいこととは?
誤った使い方をすると命の危険もある、除雪機の注意点もあわせて、お伝えします。

連載「じぶんごとニュース

【この記事の内容】
・除雪で命を落とさないために
・注意したい、除雪機の使い方

除雪で命を落とさないために

この冬、オホーツク海側の遠軽町や道北の音威子府村、十勝の幕別町、さらに、札幌や江別など各地で死亡事故が起きていて、今月10日までに、8人が亡くなっています。

昨シーズンの1月10日時点では、1人ですので、激増しています。

亡くなった8人に共通しているのが、命綱をしておらず、ヘルメットも着用していなかったということです。

除雪作業をする際は、
▼必ず2人以上で
▼屋根などの高所で作業する場合は、転落防止の命綱やヘルメットを着用
▼万一、事故が起きた場合に備え携帯電話も持参しましょう。
▼近所の人とのコミュニケーションも大切です。

道警によりますと、実際に事故に遭った際、近所の人が見つけて通報してくれたために一命をとりとめたケースもあったということです。

注意したい、除雪機の使い方

大雪のときにはありがたい「除雪機」ですが、誤った使い方による事故も起きています。

これは、NITE=製品評価技術基盤機構の実験です。
除雪機を動かしたまま、スコップで雪を入れていると…

足を滑らせ、除雪機に巻き込まれてしまいました。

人形を使って実験

NITEによりますと、昨年度までの10年間で、除雪機で死亡、またはけがをした事故は全国で36件。

そのおよそ9割が、誤った使い方や不注意によるもので、多くのケースで「安全機能」を使っていませんでした。

最近の除雪機は、クラッチレバーを手で握ると動き、放すと止まるようになっています。

このクラッチレバーをひもで縛り、手を放しても除雪機が動き続けるようにしてしまうと…

人形を使って実験

転んだときなどに、巻き込まれるおそれがあります。

NITEは、除雪機の安全機能を正しく使い、周囲をよく確認しながら除雪するよう呼びかけています。

連載「じぶんごとニュース

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年1月11日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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