道内では、この冬、除雪中に屋根やはしごから転落したり、落雪に巻き込まれたりして死亡する事故が相次いでいます。
亡くなった8人には、共通点がありました。
雪にまつわる事故、気を付けたいこととは?
誤った使い方をすると命の危険もある、除雪機の注意点もあわせて、お伝えします。
連載「じぶんごとニュース」
【この記事の内容】
・除雪で命を落とさないために
・注意したい、除雪機の使い方
この冬、オホーツク海側の遠軽町や道北の音威子府村、十勝の幕別町、さらに、札幌や江別など各地で死亡事故が起きていて、今月10日までに、8人が亡くなっています。
昨シーズンの1月10日時点では、1人ですので、激増しています。
亡くなった8人に共通しているのが、命綱をしておらず、ヘルメットも着用していなかったということです。
除雪作業をする際は、
▼必ず2人以上で
▼屋根などの高所で作業する場合は、転落防止の命綱やヘルメットを着用
▼万一、事故が起きた場合に備え携帯電話も持参しましょう。
▼近所の人とのコミュニケーションも大切です。
道警によりますと、実際に事故に遭った際、近所の人が見つけて通報してくれたために一命をとりとめたケースもあったということです。
大雪のときにはありがたい「除雪機」ですが、誤った使い方による事故も起きています。
これは、NITE=製品評価技術基盤機構の実験です。
除雪機を動かしたまま、スコップで雪を入れていると…
足を滑らせ、除雪機に巻き込まれてしまいました。
NITEによりますと、昨年度までの10年間で、除雪機で死亡、またはけがをした事故は全国で36件。
そのおよそ9割が、誤った使い方や不注意によるもので、多くのケースで「安全機能」を使っていませんでした。
最近の除雪機は、クラッチレバーを手で握ると動き、放すと止まるようになっています。
このクラッチレバーをひもで縛り、手を放しても除雪機が動き続けるようにしてしまうと…
転んだときなどに、巻き込まれるおそれがあります。
NITEは、除雪機の安全機能を正しく使い、周囲をよく確認しながら除雪するよう呼びかけています。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年1月11日)の情報に基づきます。
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